16.5. LVM2 論理ボリュームでのスワップ領域の拡張

既存の LVM2 論理ボリューム上のスワップ領域を拡張できます。ここでは、2 GB 拡張するボリュームを /dev/VolGroup00/LogVol01 とします。

前提条件

  • 十分なディスク領域がある。

手順

  1. 関連付けられている論理ボリュームのスワップ機能を無効にします。

    # swapoff -v /dev/VolGroup00/LogVol01
  2. LVM2 論理ボリュームのサイズを 2 GB 増やします。

    # lvresize /dev/VolGroup00/LogVol01 -L +2G
  3. 新しいスワップ領域をフォーマットします。

    # mkswap /dev/VolGroup00/LogVol01
  4. 拡張論理ボリュームを有効にします。

    # swapon -v /dev/VolGroup00/LogVol01

検証

  • スワップの論理ボリュームの拡張に成功したかどうかをテストするには、アクティブなスワップ容量を調べます。

    # cat /proc/swaps
    Filename                Type        Size        Used        Priority
    /dev/dm-1          partition    16322556           0              -2
    /dev/dm-4          partition     7340028           0              -3
    # free -h
                   total        used        free      shared  buff/cache   available
    Mem:            30Gi       1.2Gi        28Gi        12Mi       994Mi        28Gi
    Swap:           22Gi          0B        22Gi