第10章 カスタムソフトウェアリポジトリーの管理

/etc/dnf/dnf.conf ファイルまたは /etc/yum.repos.d/ ディレクトリーの .repo ファイルでリポジトリーを設定できます。

DNF および関連ユーティリティーの設定情報は、/etc/dnf/dnf.conf ファイルに保存されます。このファイルには [main] セクションが含まれており、リポジトリー固有のオプションを設定できる 1 つ以上の [repository] セクションを含めることができます。/etc/dnf/dnf.conf ファイルーの各 [repository] セクションで定義した値は、[main] セクションで設定した値を上書きすることに注意してください。

ただし、/etc/yum.repos.d/ ディレクトリーにある、新規または既存の .repo ファイルに個々のリポジトリーを定義することが推奨されます。

以下のセクションでは、DNF を使用してカスタムソフトウェアリポジトリーを管理する方法を説明します。

10.1. DNF リポジトリーオプションの設定

/etc/dnf/dnf.conf 設定ファイルには、[repository] セクションが含まれます。リポジトリー は一意のリポジトリー ID です。[repository] セクションでは、個別のDNF リポジトリーを定義できます。

注記

競合を回避するために、カスタムリポジトリーには Red Hat リポジトリーで使用される名前を指定しないでください。

利用可能な [repository] オプションの完全なリストは、dnf.conf(5) man ページの [repository] OPTIONS セクションを参照してください。