15.3. サポートしている kdump のダンプ出力先

カーネルクラッシュが発生すると、オペレーティングシステムは、設定したダンプ出力先またはデフォルトのダンプ出力先にダンプファイルを保存します。ダンプファイルは、デバイスに直接保存することも、ローカルファイルシステムにファイルとして保存することも、ネットワーク経由で送信することもできます。以下に示すダンプ出力先のリストを使用すると、kdump で現在サポートされているダンプ出力先とサポートされていないダンプ出力先を把握できます。

表15.3 RHEL 9 の kdump のダンプ出力先

ダンプ出力先の種類対応しているダンプ出力先対応していないダンプ出力先

物理ストレージ

  • 論理ボリュームマネージャー (LVM)
  • シンプロビジョニングボリューム
  • ファイバーチャネル (FC) ディスク (qla2xxxlpfcbnx2fcbfa など)
  • ネットワークストレージサーバー上の iSCSI ソフトウェア設定の論理デバイス
  • ソフトウェア RAID ソリューションとしての mdraid サブシステム
  • ハードウェア RAID (smartpqihpsamegaraidmpt3sasaacraidmpi3mr など)
  • SCSI および SATA ディスク
  • iSCSI および HBA オフロード
  • ハードウェア FCoE (qla2xxxlpfc など)
  • ソフトウェア FCoE (bnx2fc など)。ソフトウェア FCoE が機能するには、追加のメモリー設定が必要な場合があります。
  • BIOS RAID
  • iBFT を使用したソフトウェア iSCSI。現在対応しているトランスポートは、bnx2icxgb3i、および cxgb4i です。
  • be2iscsi などのハイブリッドデバイスドライバーを使用したソフトウェア iSCSI。
  • イーサネット上ファイバーチャネル (FCoE)
  • レガシー IDE
  • GlusterFS サーバー
  • GFS2 ファイルシステム
  • クラスター化論理ボリュームマネージャー (CLVM)
  • 高可用性 LVM ボリューム (HA-LVM)

Network

  • 64 ビットの ARM アーキテクチャーで、igbixgbeicei40ee1000eigctg3bnx2xbnxt_enqedecxgb4be2netenicsfcmlx4_enmlx5_corer8169atlanticnfpnicvf などのカーネルモジュールを使用するハードウェアのみ
  • sfc SRIOVcxgb4vfpch_gbe などのカーネルモジュールを使用するハードウェア
  • IPv6 プロトコル
  • ワイヤレス接続
  • InfiniBand ネットワーク
  • ブリッジおよびチーム上の VLAN ネットワーク

ハイパーバイザー

  • カーネルベースの仮想マシン (KVM)
  • Xen Hypervisor (特定の設定を有するもののみ)
  • ESXi 6.6、6.7、7.0
  • Hyper-V 2012 R2 および以降のバージョン (RHEL Gen1 UP ゲストのみ)。
 

ファイルシステム

ext[234]fsXFSvirtiofs、および NFS ファイルシステム

Btrfs ファイルシステム

ファームウェア

  • BIOS ベースのシステム
  • UEFI セキュアブート