25.12. Stratis プールの開始および停止

Stratis プールを開始および停止できます。これにより、ファイルシステム、キャッシュデバイス、シンプール、暗号化されたデバイスなど、プールの構築に使用されたすべてのオブジェクトをオプションとして分解するか、停止できます。プールがデバイスまたはファイルシステムをアクティブに使用している場合は、警告が表示され、停止できない可能性があることに注意してください。

停止状態は、プールのメタデータに記録されます。これらのプールは、プールが開始コマンドを受信するまで、次のブートでは開始されません。

前提条件

または、暗号化された Stratis プールの作成 を参照してください。

手順

  • 以下のコマンドを使用して Stratis プールを起動します。--unlock-method オプションは、プールが暗号化されている場合にプールのロックを解除する方法を指定します。

    # stratis pool start pool-uuid --unlock-method <keyring|clevis>
  • または、以下のコマンドを使用して Stratis プールを停止します。これにより、ストレージスタックが切断されますが、メタデータはすべて保持されます。

    # stratis pool stop pool-name

検証手順

  • 以下のコマンドを使用して、システム上のプールを一覧表示します。

    # stratis pool list
  • 以下のコマンドを使用して、以前に起動していないプールの一覧を表示します。UUID を指定すると、このコマンドは UUID に対応するプールに関する詳細情報を出力します。

    # stratis pool list --stopped --uuid UUID