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3.4.4. coredumpctl を使用したコアダンプの作成およびアクセス

systemdcoredumpctl ツールは、クラッシュが発生したマシン上のコアダンプの処理を大幅に合理化できます。この手順では、応答しないプロセスのコアダンプを取得する方法を説明します。

前提条件

  • システムは、コアダンプの処理に systemd-coredump を使用するように設定している。true かどうか確認するには、次のコマンドを実行します。

    $ sysctl kernel.core_pattern

    次の内容で出力が始まる場合は、設定が適切です。

    kernel.core_pattern = |/usr/lib/systemd/systemd-coredump

手順

  1. 実行ファイル名の既知の部分に基づいて、ハングしたプロセスの PID を検索します。

    $ pgrep -a executable-name-fragment

    このコマンドは、フォームの行を出力します。

    PID command-line

    command-line 値を使用して、PID が目的のプロセスに属することを確認します。

    以下に例を示します。

    $ pgrep -a bc
    5459 bc
  2. 中断シグナルをプロセスに送信します。

    # kill -ABRT PID
  3. コアが coredumpctl で取得されていることを確認します。

    $ coredumpctl list PID

    以下に例を示します。

    $ coredumpctl list 5459
    TIME                            PID   UID   GID SIG COREFILE  EXE
    Thu 2019-11-07 15:14:46 CET    5459  1000  1000   6 present   /usr/bin/bc
  4. 必要に応じて、コアファイルをさらに検証または使用します。

    PID と他の値でコアダンプを指定できます。詳細は、man ページの coredumpctl(1) を参照してください。

    • コアファイルの詳細を表示します。

      $ coredumpctl info PID
    • GDB デバッガーでコアファイルを読み込むには、次のコマンドを実行します。

      $ coredumpctl debug PID

      デバッグ情報の可用性によっては、GDB は次のようなコマンドを実行するコマンドを提案します。

      Missing separate debuginfos, use: dnf debuginfo-install bc-1.07.1-5.el8.x86_64

      このプロセスの詳細は、GDB を使用したアプリケーションまたはライブラリーの debuginfo パッケージの取得 を参照してください。

    • その後の処理を別の場所でするためにコアファイルをエクスポートするには、次のコマンドを実行します。

      $ coredumpctl dump PID > /path/to/file_for_export

      /path/to/file_for_export を、コアダンプを配置するファイルに置き換えます。