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第23章 パフォーマンス

本章では、RHEL 8 と RHEL 9 で行われたパフォーマンスに関する最も重要な変更を説明します。

23.1. パフォーマンスに特筆すべき変更

sadf(1) ツールが、ネイティブの sadc(1) アーカイブから PCP アーカイブを生成するようになりました。

RHEL 9 以降、sysstat が提供する sadf(1) ツールは、ネイティブの sadc(1) アーカイブから PCP アーカイブを生成できます。

デフォルトでは、- フラグが sadc(1) とともに使用されると、sadc(1) はそのデータを標準のシステムアクティビティーの日次データファイルに書き込みます。このファイルの名前は saDD で、デフォルトで /var/log/sa ディレクトリーにあります。逆に、入力データファイルが指定されていない場合、sadf(1) ツールは標準のシステムアクティビティーの日次データファイルを使用してアーカイブを生成します。指定した日数だけ過去に記録したデータからアーカイブを生成するように sadf(1) に指示を出す引数として数値を渡します。

  • 2 日前に記録した sadc(1) アーカイブから PCP アーカイブを生成する場合は、次のコマンドを実行します。

    # sadf -l -O pcparchive=/tmp/recording -2
  • sadc(1) アーカイブから生成された PCP アーカイブのメトリックの一覧を表示するには、次のコマンドを実行します。

    $ pminfo --archive /tmp/recording
    Disk.dev.avactive
    Disk.dev.read
    Disk.dev.write
    Disk.dev.blkread
    [...]
  • sadc(1) アーカイブから生成された PCP アーカイブのタイムスペースとホスト名を表示するには、以下を行います。

    $ pmdumplog --label /tmp/recording
    Log Label (Log Format Version 2)
    Performance metrics from host shard
            commencing Tue Jul 20 00:10:30.642477 2021
            ending     Wed Jul 21 00:10:30.222176 2021
  • その後、PCP コマンドを使用して、sadc(1) アーカイブから生成された PCP アーカイブを分析できます。以下に例を示します。

    $ pmchart --archive /tmp/recording

新しい PCPPMDA: pmdabpf

RHEL 9 は、pmdabpf Performance Co-Pilot (PCP) Performance Metric Domain Agent (PMDA) を提供する pcp-pmda-bpf パッケージを含めて配布されます。

pmdabpf PMDA は、libbpfBTF である BPF CO-RE (Compile Once-Run Everywhere) を利用して eBPF プログラムからライブパフォーマンスデータを抽出します。