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第23章 Edge

本章では、RHEL 8 と RHEL 9 との間の RHEL Edge の最も注目すべき変更を説明します。

23.1. RHEL for Edge

FDO を使用した RHEL for Edge イメージの自動プロビジョニングとオンボーディングのサポート

FDO (FIDO デバイスオンボーディング) プロセスを使用した RHEL for Edge イメージの自動プロビジョニングとオンボーディングをサポートします。これにより、RHEL for Edge Simplified Installer イメージを構築し、RHEL for Edge イメージにプロビジョニングできます。次に、FDO プロセスを使用して、Edge デバイスを自動的にプロビジョニングしてオンボードし、ネットワークに接続されている他のデバイスやシステムとデータを交換できます。

RHEL8 から RHEL 9 への rpm-ostree アップグレードのサポート

rpm-ostree rebase を使用して、RHEL 8 システムを RHEL 9 にアップグレードできます。

自動ロールバックのサポート

ヘルスチェックは起動プロセス中に実行され、ノードが正しく機能しているかどうかを判断できます。ヘルスチェックが失敗した場合に、カウンターが試行回数を追跡し、ノードは rpm-ostree を使用して更新をロールバックします。更新の失敗時に新しいアプリケーションバージョンが存在する場合、Podman は自動的にコンテナーをロールバックします。

RHEL for Edge Simplified Installer イメージの構築のサポート

Image Builder を使用して、RHEL for Edge Simplified Installer を構築できます。これにより、デバイスへの無人インストール、および RHEL for Edge イメージへのイメージのプロビジョニングが可能になります。

RHEL for Edge Raw image 構築のサポート

RHEL for Edge Raw Image の RHEL をビルドすることもできます。これらは圧縮された raw イメージで、既存の OSTree コミットがデプロイされたパーティションレイアウトを含むファイルで設定されます。RHEL for Edge Raw Image を使用して、ハードドライブでフラッシュしたり、仮想マシンで起動したりできます。

RHEL 9 for Edge の最小インストールははるかに小さく

RHEL 8 と比較した場合、RHEL 9 for Edge の最小インストールははるかに小さくなります。

最小限の RHEL 8 インストール最小限の RHEL 9 インストール最小限の RHEL 9 インストール (ファームウェアと podman を含む)

302 rpms

244 rpms

292 rpms

1.1G のディスク

652M のディスク

863M のディスク

サポート対象の RHEL for Edge イメージタイプ

RHEL for Edge を使用すると、Image Builder を使用してカスタマイズした RHEL (rpm-ostree) イメージを作成し、Edge サーバーにイメージをリモートでインストールして管理できます。

RHEL 9 では、次のイメージタイプに対応しています。

  • RHEL for Edge Commit (.tar)
  • RHEL for Edge コンテナー (.tar)
  • RHEL for Edge Installer (.iso)
  • RHEL for Edge Raw image (.raw.xz)
  • RHEL for Edge Simplified Installer (.iso)

サポート対象の RHEL for Edge イメージ名

以前は、イメージタイプには rhel - が頭に付いていました。この接頭辞は削除されましたが、rhel-edge-containerrhel-edge-installer などの以前のイメージ名は、依然として新しい名前のエイリアスとして機能します。この名前は非推奨とみなされ、今後のバージョンでは完全に削除される可能性があります。RHEL 9 では、以下の RHEL for Edge イメージ名に対応しています。

  • edge-commit
  • edge-container
  • edge-installer