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5.6. ストレージコントローラーのマルチパス設定の編集

multipath.conf 設定ファイルの devices セクションは、各ストレージデバイスの属性を設定します。デバイスを含むパスの multipath.conf ファイルの multipaths セクションまたは overrides セクションに指定された属性により上書きされた場合を除き、これらの値は DM Multipath により使用されます。これらの属性は、multipath.conf ファイルの defaults セクションに設定された属性を上書きします。

手順

  1. サポートされているデバイスを含む、デフォルトの設定値に関する情報を表示します。

    # multipathd show config
    # multipath -t

    マルチパスに対応しているデバイスの多くは、デフォルトでマルチパスの設定に含まれています。

  2. オプション: デフォルトの設定値を変更する必要がある場合は、それらの値を上書きするデバイスの設定ファイルにエントリーを含めることで、デフォルト値を上書きできます。multipathd show config コマンドが表示する、目的のデバイスのデフォルト値をコピーして、変更したい値に書き換えることができます。
  3. vendorproduct のパラメーターを設定して、デフォルトで自動的に設定されないデバイスを設定ファイルの devices セクションに追加します。次の例に示すように、/sys/block/device_name/device/vendor および /sys/block/device_name/device/model ファイルを開いてこれらの値を見つけます。ここで、device_name はマルチパスされるデバイスです。

    # cat /sys/block/sda/device/vendor
    WINSYS
    # cat /sys/block/sda/device/model
    SF2372
  4. オプション: 特定のデバイスに応じて、追加のパラメーターを指定します。

    active/active デバイス
    通常、この場合、追加のパラメーターを設定する必要はありません。必要に応じて、path_grouping_policymultibus に設定できます。この他に、設定が必要となる可能性があるパラメーターは no_path_retryrr_min_io です。
    active/passive デバイス
    I/O を持つパスが自動的に passive パスに切り替えられる場合は、チェッカーの関数を、I/O をパスに送信しない関数に変更し、それが正しく動作するかどうかを検証する必要があります (これを行わないとデバイスはフェイルオーバーし続けます)。これは、path_checkertur に設定したことを意味します。これは、ほとんどの場合、Test Unit Ready コマンドをサポートするすべての SCSI デバイスで機能します。

    パスの切り替えに特殊なコマンドを必要とするデバイスにマルチパスを設定するには、ハードウェアハンドラーカーネルモジュールが必要になります。現在、利用可能なハードウェアハンドラーは emc です。このハンドラーが目的のデバイスに使用できない場合は、そのデバイスにマルチパスを設定できない可能性があります。

    マルチパス設定ファイルの device エントリーの例を以下に示します。

    #	}
    #	device {
    #		vendor			"COMPAQ  "
    #		product			"MSA1000         "
    #		path_grouping_policy	multibus
    #		path_checker		tur
    #		rr_weight		priorities
    #	}
    #}
  5. 次のいずれかのコマンドを実行してマルチパス設定ファイルを変更した後、/etc/multipath.conf ファイルを検証します。

    • 設定エラーを表示するには、以下のコマンドを実行します。

      # multipath -t > /dev/null
    • 変更が追加された新しい設定を表示するには、以下のコマンドを実行します。

      # multipath -t
  6. /etc/multipath.conf ファイルを再読み込みし、multipathd デーモンを再設定して変更を反映します。

    # service multipathd reload

関連情報

  • multipath.conf(5) and multipathd(8) man pages