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30.2. サーバーで NTS (Network Time Security) の有効化

独自の Network Time Protocol (NTP) サーバーを実行している場合は、サーバーの Network Time Security (NTS) サポートを有効にして、クライアントの同期を容易にし、安全に行うことができます。

NTP サーバーがその他のサーバーのクライアントである (Stratum 1 サーバーではない) 場合は、同期に NTS または対称鍵を使用する必要があります。

前提条件

  • PEM 形式のサーバー秘密鍵
  • PEM 形式で必要な中間証明書を持つサーバー証明書

手順

  1. chrony.conf で秘密鍵と証明書ファイルを指定します。

    For example:
    ntsserverkey /etc/pki/tls/private/foo.example.net.key
    ntsservercert /etc/pki/tls/certs/foo.example.net.crt
  2. グループの所有権を設定し、鍵と証明書ファイルの両方が chrony システムユーザーにより読み取り可能であることを確認します。

    For example:
    chown :chrony /etc/pki/tls/*/foo.example.net.*
  3. ntsdumpdir /var/lib/chrony ディレクティブが chrony.conf に存在することを確認します。
  4. chronyd を再起動します。

    systemctl restart chronyd
    重要

    サーバーにファイアウォールがある場合は、NTP 用の UDP 123 ポートと TCP 4460 ポート、および NTS-KE (Network Time Security-Key Establishment) の両方を許可する必要があります。

検証

  • 次のコマンドを使用して、クライアントマシンからクイックテストを実行します。

    $ chronyd -Q -t 3 'server
    
    foo.example.net iburst nts maxsamples 1'
    2021-09-15T13:45:26Z chronyd version 4.1 starting (+CMDMON +NTP +REFCLOCK +RTC +PRIVDROP +SCFILTER +SIGND +ASYNCDNS +NTS +SECHASH +IPV6 +DEBUG)
    2021-09-15T13:45:26Z Disabled control of system clock
    2021-09-15T13:45:28Z System clock wrong by 0.002205 seconds (ignored)
    2021-09-15T13:45:28Z chronyd exiting

    System clock wrong メッセージは、NTP サーバーが NTS-KE 接続を受け入れ、NTS で保護されている NTP メッセージで応答していることを示しています。

  • サーバーで監視されている NTS-KE 接続と認証された NTP パケットを確認します。

    # chronyc serverstats
    
    NTP packets received       : 7
    NTP packets dropped        : 0
    Command packets received   : 22
    Command packets dropped    : 0
    Client log records dropped : 0
    NTS-KE connections accepted: 1
    NTS-KE connections dropped : 0
    Authenticated NTP packets: 7

    NTS-KE connections accepted および Authenticated NTP packets の値がゼロ以外の値の場合は、少なくとも 1 台のクライアントが NTS-KE ポートに接続し、認証された NTP リクエストを送信できたことを意味します。