2.3. クライアントごとに複数の SSSD 設定ファイル

SSSD のデフォルト設定ファイルは /etc/sssd/sssd.conf です。このファイルとは別に、SSSD は、/etc/sssd/conf.d/ ディレクトリーが *.conf ファイルのすべてからその設定を読み取ることができます。

この組み合わせにより、すべてのクライアントでデフォルトの /etc/sssd/sssd.conf ファイルを使用し、追加の設定ファイルに追加設定を追加して、クライアントごとに機能を個別に拡張できます。

SSSD が設定ファイルを処理する方法

SSSD は、以下の順番で設定ファイルを読み取ります。

  1. プライマリー /etc/sssd/sssd.conf ファイル
  2. /etc/sssd/conf.d/ の他の *.conf ファイル (アルファベット順)

同じパラメーターが複数の設定ファイルに表示されると、SSSD は最後に読み取るパラメーターを使用します。

注記

SSSD は、conf.d ディレクトリー内の隠しファイル (. で始まるファイル) を読み込みません。