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22.6. ARM 64 での仮想化が AMD64 および Intel 64 とどのように異なるか

ARM 64 システム上の RHEL 9 での KVM 仮想化は、多くの点で AMD64 および Intel 64 システム上の KVM とは異なります。これには以下が含まれますが、以下に限定されません。

サポート
ARM 64 での仮想化は、RHEL 9 で テクノロジープレビュー としてのみ提供されるため、サポートされていません。
ゲストのオペレーティングシステム
現在 ARM 64 仮想マシン (VM) で動作している唯一のゲストオペレーティングシステムは RHEL 9 です。
Web コンソール管理
RHEL 9 Web コンソールの仮想マシン管理 の一部の機能は、ARM 64 ハードウェアで正しく動作しない場合があります。
vCPU のホットプラグとホットアンプラグ
仮想 CPU (vCPU) を実行中の仮想マシン (vCPU ホットプラグとも呼ばれる) に接続することは、ARM 64 ホストではサポートされていません。さらに、AMD64 および Intel 64 ホストと同様に、実行中の仮想マシンからの vCPU の削除 (vCPU ホットアンプラグ) は、ARM 64 ではサポートされていません。
SecureBoot
SecureBoot 機能は、ARM 64 システムでは使用できません。
PXE
Preboot Execution Environment (PXE) での起動は、virtio-net-pci ネットワークインターフェイスコントローラー (NIC) でのみ可能です。さらに、PXE ブートには、仮想マシン UEFI プラットフォームファームウェア (edk2-aarch64 パッケージでインストールされる) の組み込み VirtioNetDxe ドライバーを使用する必要があります。iPXE オプションの ROM はサポートされません。
デバイスメモリー
DIMM (Dual In-line Memory Module) や NVDIMM (Non-Volatile DIMM) などのデバイスメモリー機能は、ARM 64 では動作しません。
pvpanic
pvpanic デバイスは現在、ARM 64 では機能しません。ARM 64 のゲスト XML 設定の <devices> セクションから <panic> 要素を必ず削除してください。この要素が存在すると、VM の起動に失敗する場合があります。
OVMF

ARM 64 ホスト上の仮想マシンは、edk2-ovmf パッケージに含まれる AMD64 および Intel 64 で使用される OVMF UEFI ファームウェアを使用できません。代わりに、これらの仮想マシンは edk2-aarch64 パッケージに含まれる UEFI ファームウェアを使用します。これは、同様のインターフェイスを提供し、同様の機能セットを実装します。

具体的には、edk2-aarch64 は組み込みの UEFI シェルを提供しますが、次の機能はサポートしていません。

  • SecureBoot
  • 管理モード
  • TPM-1.2 のサポート
kvm-clock
kvm-clock サービスは、ARM 64 の仮想マシンで時間管理用に設定する必要はありません。
周辺機器
ARM 64 システムは、AMD64 および Intel 64 システムでサポートされているすべての周辺機器をサポートしているわけではありません。デバイスの機能が完全に未サポートの場合もあれば、同じ機能に対して別のデバイスがサポートされている場合もあります。
シリアルコンソールの設定
仮想マシンでシリアルコンソールを設定する 場合は、/etc/default/grub ファイルで console=ttyS0 の代わりに console=ttyAMA0 パラメーターを使用します。
マスク不可割り込み
現在、ARM 64 仮想マシンにマスク不可割り込み (NMI) を送信することはできません。
ネストされた仮想化
現在、ARM 64 ホストではネストされた仮想マシンを作成できません。
v2v および p2v
virt-v2v ユーティリティーおよび virt-p2v ユーティリティーは、AMD64 および Intel 64 のアーキテクチャーでのみ対応しており、ARM 64 では提供されません。