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17.3. libvirt デーモンの最適化

libvirt 仮想化スイートは、RHEL ハイパーバイザーの管理層として機能し、libvirt の設定は仮想化ホストに大きな影響を与えます。特に、RHEL 9 には、モノリシックまたはモジュラーの 2 つのタイプの libvirt デーモンが含まれており、使用するデーモンのタイプは、個々の仮想化ドライバーをどの程度細かく設定できるかに影響します。

17.3.1. libvirt デーモンのタイプ

RHEL 9 は、以下の libvirt デーモンタイプをサポートします。

モノリシックな libvirt

従来の libvirt デーモンである libvirtd は、単一の設定ファイル /etc/libvirt/libvirtd.conf を使用して、さまざまな仮想化ドライバーを制御します。

このため、libvirtd は一元化されたハイパーバイザー設定を可能にしますが、システムリソースの使用が非効率的となる可能性があります。したがって、libvirtd は、RHEL の今後のメジャーリリースではサポートされなくなる予定です。

ただし、RHEL 8 から RHEL 9 に更新した場合、ホストはデフォルトで引き続き libvirtd を使用します。

モジュラー libvirt

RHEL 9 で新たに導入されたモジュラー libvirt は、仮想化ドライバーごとに特定のデーモンを提供します。これらには以下が含まれます。

  • virtqemud - ハイパーバイザー管理用のプライマリーデーモン
  • virtinterfaced - ホストの NIC 管理用のセカンダリーデーモン
  • virtnetworkd - 仮想ネットワーク管理用のセカンダリーデーモン
  • virtnodedevd - ホストの物理デバイス管理用のセカンダリーデーモン
  • virtnwfilterd - ホストのファイアウォール管理用のセカンダリーデーモン
  • virtsecretd - ホストシークレット管理用のセカンダリーデーモン
  • virtstoraged - ストレージ管理用のセカンダリーデーモン

デーモンごとに個別の設定ファイル (/etc/libvirt/virtqemud.conf など) があります。したがって、モジュラーの libvirt デーモンは、libvirt リソース管理を細かく調整するためのより良いオプションを提供します。

RHEL 9 を新規インストールした場合、モジュラー libvirt はデフォルトで設定されています。

次のステップ