19.2. nmcli インタラクティブモードを使用した既存の接続でのデフォルトゲートウェイ設定

ほとんどの場合、管理者は、* nmcli インタラクティブエディターを使用したイーサネット接続の設定 などの説明に従って、接続を作成する場合のデフォルトのゲートウェイを設定します。

ほとんどの場合、管理者は、接続を作成する場合のデフォルトのゲートウェイを設定します。ただし、nmcli ユーティリティーのインタラクティブモードを使用して、以前に作成した接続でデフォルトのゲートウェイを設定したり、更新したりすることもできます。

前提条件

  • デフォルトゲートウェイが設定されている接続で、静的 IP アドレスを少なくとも 1 つ設定している。
  • 物理コンソールにログインしている場合は、十分な権限を有している。それ以外の場合は、root 権限が必要になります。

手順

  1. 必要な接続に対して nmcli インタラクティブモードを開きます。たとえば、example 接続の nmcli インタラクティブモードを開くには、次のコマンドを実行します。

    # nmcli connection edit example
  2. デフォルトのゲートウェイを設定します。

    たとえば、example 接続のデフォルトゲートウェイの IPv4 アドレスを 192.0.2.1 に設定するには、次のコマンドを実行します。

    nmcli> set ipv4.gateway 192.0.2.1

    たとえば、example 接続のデフォルトゲートウェイの IPv6 アドレスを 2001:db8:1::1 に設定するには、次のコマンドを実行します。

    nmcli> set ipv6.gateway 2001:db8:1::1
  3. 必要に応じて、デフォルトゲートウェイが正しく設定されていることを確認します。

    nmcli> print
    ...
    ipv4.gateway:                           192.0.2.1
    ...
    ipv6.gateway:                           2001:db8:1::1
    ...
  4. 設定を保存します。

    nmcli> save persistent
  5. ネットワーク接続を再起動して、変更を有効にします。

    nmcli> activate example
    警告

    このネットワーク接続を現在使用しているすべての接続が、再起動時に一時的に中断されます。

  6. nmcli インタラクティブモードを終了します。

    nmcli> quit
  7. 必要に応じて、ルートがアクティブであることを確認します。

    IPv4 デフォルトゲートウェイを表示するには、次のコマンドを実行します。

    # ip -4 route
    default via 192.0.2.1 dev example proto static metric 100

    IPv6 デフォルトゲートウェイを表示するには、次のコマンドを実行します。

    # ip -6 route
    default via 2001:db8:1::1 dev example proto static metric 100 pref medium