1.5. インストール中にイーサネットインターフェイスの接頭辞のカスタマイズ
Red Hat Enterprise Linux のインストール時に、イーサネットインターフェイス名の接頭辞をカスタマイズできます。
重要
Red Hat は、デプロイ済みシステムで prefixdevname
ユーティリティーを使用した接頭辞のカスタマイズをサポートしていません。
RHEL のインストール後、udev
サービスは、イーサネットデバイスに <prefix>.<index>
という名前を付けます。たとえば、接頭辞 net
を選択すると、RHEL はイーサネットインターフェイスの名前を net0
、net1
などに設定します。
前提条件
設定する接頭辞は、以下の要件を満たします。
- ASCII 文字で設定される。
- 英数字の文字列である。
- 16 文字より短い。
-
eth
、eno
、ens
、およびem
など、ネットワークインターフェイスの命名に使用される他の周知の接頭辞と競合しない。
手順
- Red Hat Enterprise Linux インストールメディアを起動します。
ブートマネージャーで以下を実行します。
-
Install Red Hat Enterprise Linux <version>
のエントリーを選択し、Tab を押してエントリーを編集します。 -
net.ifnames.prefix=<prefix>
をカーネルオプションに追加します。 - Enter を押して、インストーラーを起動します。
-
- Red Hat Enterprise Linux をインストールします。
検証
インストール後、イーサネットインターフェイスを表示します。
# ip link show ... 2: net0: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc fq_codel state UP mode DEFAULT group default qlen 1000 link/ether 00:53:00:c5:98:1c brd ff:ff:ff:ff:ff:ff 3: net1: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc fq_codel state UP mode DEFAULT group default qlen 1000 link/ether 00:53:00:c2:39:9e brd ff:ff:ff:ff:ff:ff ...