4.6. RHEL Web コンソールを使用したネットワークチームの設定
Web ブラウザーベースのインターフェイスを使用してネットワーク設定を管理する場合は、RHEL Web コンソールを使用してネットワークチームを設定します。
重要
Red Hat Enterprise Linux 9 では、ネットワークチーミングが非推奨になりました。代わりに、ネットワークボンディングドライバーの使用を検討してください。詳細は、Configuring network bonding を参照してください。
前提条件
-
teamd
およびNetworkManager-team
パッケージがインストールされている。 - サーバーに、2 つ以上の物理ネットワークデバイスまたは仮想ネットワークデバイスがインストールされている。
- チームのポートとしてイーサネットデバイスを使用するには、物理または仮想のイーサネットデバイスがサーバーにインストールされ、スイッチに接続されている必要があります。
ボンド、ブリッジ、または VLAN デバイスをチームのポートとして使用するには、次の説明に従って事前に作成します。
手順
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画面左側のナビゲーションで
Networking
タブを選択します。 -
Interfaces
セクションで Add team をクリックします。 - 作成するチームデバイスの名前を入力します。
- チームのポートにするインターフェイスを選択します。
チームのランナーを選択します。
Load balancing
または802.3ad LACP
を選択すると、Web コンソールに追加のフィールドBalancer
が表示されます。リンクウォッチャーを設定します。
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Ethtool
を選択した場合は、さらに、リンクアップおよびリンクダウンの遅延を設定します。 -
ARP ping
またはNSNA ping
を選択し、さらに ping の間隔と ping ターゲットを設定します。
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- Apply をクリックします。
デフォルトでは、チームは動的 IP アドレスを使用します。静的 IP アドレスを設定する場合:
-
Interfaces
セクションでチームの名前をクリックします。 -
設定するプロトコルの横にある
Edit
をクリックします。 -
Addresses
の横にあるManual
を選択し、IP アドレス、接頭辞、およびデフォルトゲートウェイを入力します。 -
DNS
セクションで + ボタンをクリックし、DNS サーバーの IP アドレスを入力します。複数の DNS サーバーを設定するには、この手順を繰り返します。 -
DNS search domains
セクションで、+ ボタンをクリックし、検索ドメインを入力します。 インターフェイスにスタティックルートが必要な場合は、
Routes
セクションで設定します。- Apply をクリックします。
-
検証
画面左側のナビゲーションで
Networking
タブを選択し、インターフェイスに着信および発信トラフィックがあるかどうかを確認します。チームのステータスを表示します。
# teamdctl team0 state setup: runner: activebackup ports: enp7s0 link watches: link summary: up instance[link_watch_0]: name: ethtool link: up down count: 0 enp8s0 link watches: link summary: up instance[link_watch_0]: name: ethtool link: up down count: 0 runner: active port: enp7s0
この例では、両方のポートが起動しています。
関連情報