2.2. cloud-init はステージごとに動作する
システムの起動中に cloud-init
ユーティリティーは 5 つのステージで動作し、cloud-init
を実行するかどうかの決定や、データソースを探す場所の決定を含むタスクを実行します。ステージは次のとおりです。
-
ジェネレーターステージ: このフェーズでは、
systemd
サービスを使用して、起動時にcloud-init
ユーティリティーを実行するかどうかを決定します。 -
ローカルステージ:
cloud-init
は、ローカルデータソースを検索し、DHCP ベースのフォールバックメカニズムを含むネットワーク設定を適用します。 -
ネットワークステージ:
cloud-init
は、/etc/cloud/cloud.cfg
ファイルのcloud_init_modules
の下にリスト表示されているモジュールを実行することで、ユーザーデータを処理します。cloud_init_modules
セクションでモジュールを追加、削除、有効化、または無効化できます。 -
設定ステージ:
cloud-init
は、/etc/cloud/cloud.cfg
ファイルのcloud_config_modules
セクションにリスト表示されているモジュールを実行します。cloud_config_modules
セクションでモジュールを追加、削除、有効化、または無効化できます。 -
最終ステージ:
cloud-init
は、/etc/cloud/cloud.cfg
ファイルのcloud_final_modules
セクションに含まれるモジュールと設定を実行します。これには、特定のパッケージのインストールや、設定管理プラグインやユーザー定義スクリプトのトリガーも含まれる場合があります。cloud_final_modules
セクションでモジュールを追加、削除、有効化、または無効化できます。