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10.3. RHEL for Edge のアップグレード

10.3.1. RHEL8 システムを RHEL 9 にアップグレード

rpm-ostree rebase コマンドを使用して、RHEL8 システムを RHEL 9 にアップグレードできます。RHEL8 の最新の更新から RHEL 9 の最新の更新までの Edge アップグレード用の RHEL のデフォルトパッケージセットを完全にサポートします。RHEL 9 イメージがダウンロードされ、バックグラウンドでインストールされます。アップグレードが完了したら、新しい RHEL 9 イメージを使用するためにシステムをリブートする必要があります。

注記

アップグレードは、考えられるすべての rpm パッケージバージョンと包含に対応しません。パッケージの追加をテストして、期待どおりに機能することを確認する必要があります。

前提条件

  • RHEL for Edge 8 システムを実行している。
  • HTTP で OSTree リポジトリーサーバーがある。
  • アップグレードする RHEL for Edge 9 イメージの Blueprint を作成済みである。

手順

  1. RHEL for Edge 9 イメージを作成します。

    1. イメージの作成を開始します。

      $ sudo composer-cli compose start blueprint-name edge-commit
    2. 作成が終了したら、イメージをダウンロードします。
    3. ダウンロードしたイメージを /var/www/html/ フォルダーに展開します。

      $ sudo tar -xf image_file -C /var/www/html
    4. httpd サービスを起動します。

      $ systemctl start httpd.service
  1. 現在のリモートリポジトリー設定を確認します。

    $ sudo cat /etc/ostree/remotes.d/edge.conf
  2. 現在の url リポジトリーを確認します。

    $ sudo ostree remote show-url edge
  3. リモート参照ブランチを一覧表示します。

    $ ostree remote refs edge

    次の出力が表示されます。

    Error: Remote refs not available; server has no summary file
  4. 新規リポジトリーを追加するには、以下を実行します。

    1. リモートリポジトリーを追加するように url キーを設定します。以下に例を示します。

      $ sudo ostree remote add \
      --no-gpg-verify rhel9 http://192.168.122.1/repo/
    2. アップグレード用の RHEL 9 コミットをポイントするように url キーを設定します。以下に例を示します。

      $ sudo cat /etc/ostree/remotes.d/edge.conf
      [remote "edge"]
      url=http://192.168.122.1/ostree/repo/
      gpg-verify=false
    3. url が新しいリモートリポジトリーに設定されているかどうかを確認します。

      $ sudo cat /etc/ostree/remotes.d/rhel9.conf
      [remote "edge"]
      url=http://192.168.122.1/repo/
      gpg-verify=false
    4. 新しい URL リポジトリーを確認します。

      $ sudo ostree remote show-url rhel9 http://192.168.122.1/ostree-rhel9/repo/
    5. 現在のリモートリストオプションを一覧表示します。

      $ sudo ostree remote list
      
      output:
      edge
      rhel9
  5. システムを RHEL バージョンにリベースし、RHEL 9 バージョンの参照パスを提供します。

    $ rpm-ostree rebase rhel9:rhel/9/x86_64/edge
  6. システムを再起動します。

    $ systemctl reboot
  7. ユーザー名およびパスワードを入力します。
  8. 現在のシステムステータスを確認します。

    $ rpm-ostree status

検証

  1. 現在実行中のデプロイメントの現在のステータスを確認します。

    $ rpm-ostree status
  2. オプション: カーネルによって管理されているプロセッサーおよびタスクをリアルタイムで表示します。

    $ top
  3. アップグレードが要件をサポートしていない場合は、以前の安定したデプロイメント RHEL 8 バージョンに手動でロールバックするオプションがあります。

    $ sudo rpm-ostree rollback
  4. システムを再起動します。ユーザー名およびパスワードを入力します。

    $ systemctl reboot

    再起動後、システムは RHEL 9 を正常に実行するはずです。

    注記

    アップグレードに成功し、以前のバージョンの RHEL 8 を使用したくない場合は、古いリポジトリーを削除できます。

    $ sudo ostree remote delete edge