6.2. GUI で RHEL Image Builder を使用してブート ISO インストーラーイメージを作成する

RHEL Image Builder GUI を使用して、カスタマイズしたブート ISO インストーラーイメージをビルドできます。作成された ISO イメージファイルは、ハードディスク上で使用することも、仮想マシンで起動することもできます。たとえば、HTTP ブートや USB インストールなどで起動できます。

警告

インストーラー (.iso) イメージタイプはパーティションのカスタマイズを受け入れません。ファイルシステムのカスタマイズを手動で設定しようとしても、インストーラーイメージによってビルドされたシステムには適用されません。RHEL Image Builder ファイルシステムのカスタマイズでビルドした ISO イメージをマウントすると、キックスタートでエラーが発生し、インストールは自動的に再起動しません。詳細は、Automate a RHEL ISO installation generated by image builder および Automate a RHEL ISO installation generated by image builder を参照してください。

前提条件

手順

  1. RHEL Image Builder のダッシュボードで、イメージのビルドに使用するブループリントを見つけます。必要に応じて、ブループリント名またはその一部を左上の検索ボックスに入力し、Enter をクリックします。
  2. ブループリントの右側で、対応する Create Image ボタンをクリックします。

    Create image ダイアログウィザードが開きます。

  3. Create image ダイアログウィザードで:

    1. Image Type リストで、"RHEL Installer (.iso)" を選択します。
    2. Next をクリックします。
    3. Review タブで Create をクリックします。

      RHEL Image Builder は、RHEL .iso イメージの Compose をキューに追加します。

      プロセスが完了すると、Image build complete のステータスが表示されます。RHEL Image Builder は ISO イメージを作成します。

検証

イメージが正常に作成されたら、ダウンロードできます。

  1. Download をクリックして、RHEL インストーラー (.iso) イメージをシステムに保存します。
  2. RHEL インストーラー (.iso) イメージをダウンロードしたフォルダーに移動します。
  3. ダウンロードした .tar イメージを見つけます。
  4. RHEL インストーラー (.iso) イメージコンテンツをデプロイメントします。

    $ tar -xf content.tar