第4章 RHEL Image Builder CLI を使用したシステムイメージの作成

RHEL Image Builder は、カスタムのシステムイメージを作成するツールです。RHEL Image Builder を制御し、カスタムシステムイメージを作成するには、コマンドラインインターフェイス (CLI) または Web コンソールインターフェイスを使用できます。

重要

RHEL Image Builder ツールは、RHEL 8 システム上での RHEL 9 イメージのビルドをサポートしていません。イメージは、ホスト配布で使用する以前のバージョンのイメージからのみビルドできます。

4.1. RHEL Image Builder コマンドラインインターフェイスの紹介

RHEL Image Builder コマンドラインインターフェイス (CLI) を使用してブループリントを作成するには、適切なオプションとサブコマンドを指定して composer-cli コマンドを実行します。

コマンドラインインターフェイスのワークフローの概要は次のようになります。

  1. ブループリントを作成するか、既存のブループリント定義をプレーンテキストファイルにエクスポート (保存) します。
  2. テキストエディターでこのファイルを編集します。
  3. ブループリントテキストファイルを Image Builder にインポートします。
  4. Compose を実行して、ブループリントからイメージをビルドします。
  5. イメージファイルをエクスポートしてダウンロードします。

composer-cli コマンドには、ブループリントを作成する基本的なサブコマンドとは別に、設定したブループリントと Compose の状態を調べるための多くのサブコマンドが用意されています。