4.7. RHEL Image Builder のブループリント形式

RHEL Image Builder のブループリントは、TOML 形式のプレーンテキストとしてユーザーに表示されます。

一般的なブループリントファイルの要素には、次のものが含まれます。

ブループリントのメタデータ
name = "<BLUEPRINT-NAME>"
description = "<LONG FORM DESCRIPTION TEXT>"
version = "<VERSION>"

BLUEPRINT-NAME および LONG FORM DESCRIPTION TEXT フィールドは、ブループリントの名前と説明です。

VERSION は、セマンティックバージョニングスキームに従ったバージョン番号であり、ブループリントファイル全体で 1 つだけ存在するものです。

イメージに追加するグループ
[[groups]]
name = "group-name"

group エントリーは、イメージにインストールするパッケージのグループを説明します。グループは、次のパッケージカテゴリーを使用します。

  • 必須
  • デフォルト
  • 任意

    group-name は、anaconda-toolswidgetwheel または users などのグループの名前です。ブループリントは、必須パッケージとデフォルトパッケージをインストールします。オプションパッケージを選択するメカニズムはありません。

イメージに追加するパッケージ
[[packages]]
name = "<package-name>"
version = "<package-version>"

package-name は、httpdgdb-doc、または coreutils などのパッケージの名前です。

package-version は使用するバージョンです。このフィールドは、dnf バージョンの指定に対応します。

  • 特定のバージョンについては、8.7.0 などの正確なバージョン番号を使用してください。
  • 利用可能な最新バージョンを指定する場合は、アスタリスク (*) を使用します。
  • 最新のマイナーバージョンの場合は、8.* などの形式を使用します。

追加するすべてのパッケージにこのブロックを繰り返します。

注記

RHEL Image Builder ツールのパッケージとモジュールの間に違いはありません。どちらも RPM パッケージの依存関係として扱われます。