4.3. ローカルイメージの検証

ローカルシステムにイメージをプルして実行したら、podman inspect コマンドを使用してイメージを調査できます。たとえば、イメージの内容を理解して、イメージ内のソフトウェアを確認します。podman inspect コマンドは、名前または ID で識別されるコンテナーおよびイメージに関する情報を表示します。

前提条件

  • container-tools メタパッケージがインストールされている。
  • プルしたイメージがローカルシステムで利用できる。

手順

  • registry.redhat.io/ubi9/ubi イメージを確認します。

    $ podman inspect registry.redhat.io/ubi9/ubi
    …
     "Cmd": [
            "/bin/bash"
        ],
        "Labels": {
            "architecture": "x86_64",
            "build-date": "2020-12-10T01:59:40.343735",
            "com.redhat.build-host": "cpt-1002.osbs.prod.upshift.rdu2.redhat.com",
            "com.redhat.component": "ubi9-container",
            "com.redhat.license_terms": "https://www.redhat.com/...,
        "description": "The Universal Base Image is ...
        }
    ...

    "Cmd" キーは、コンテナー内で実行するデフォルトのコマンドを指定します。このコマンドは、podman run コマンドに引数として指定すると、上書きできます。この ubi9/ubi コンテナーは、podman run で起動時に他の引数を指定していない場合には、bash シェルを実行します。"Entrypoint" キーが設定された場合は、"Cmd" 値の代わりにその値が使用されます (また、Entriespoint コマンドの引数として "Cmd" の値が使用されます)。

関連情報

  • podman-inspect の man ページ