6.2. シェルおよびコマンドラインツール

ReaR は、64 ビット IBM Z アーキテクチャーでテクノロジープレビューとして利用できます。

Basic Relax and Recover (ReaR) 機能が、64 ビットの IBM Z アーキテクチャーでテクノロジープレビューとして利用できるようになりました。IBM Z では、z/VM 環境でのみ ReaR レスキューイメージを作成できます。論理パーティション (LPAR) のバックアップおよび復元はテストされていません。

現在利用できる出力方法は、Initial Program Load (IPL) のみです。IPL は、zIPL ブートローダーで使用できるカーネルと初期 ramdisk (initrd) を生成します。

警告

現在、レスキュープロセスは、システムに接続したすべての DASD (Direct Attached Storage Devices) を再フォーマットします。システムのストレージデバイスに貴重なデータが存在する場合は、システムの復旧を行わないでください。これには、レスキュー環境で起動するのに使用された zIPL ブートローダー、ReaR カーネル、および initrd で準備されたデバイスも含まれます。必ずコピーを保管してください。

詳細は、64 ビット IBM Z アーキテクチャーで ReaR レスキューイメージの使用 を参照してください。

(BZ#2046653)

RHEL 9 でテクノロジープレビューとして利用可能な GIMP

GNU Image Manipulation Program (GIMP) 2.99.8 が、テクノロジープレビューとして RHEL 9 で利用できるようになりました。gimp パッケージバージョン 2.99.8 は、改善された一連の改良を含むリリース前のバージョンですが、機能のセットが制限され、安定性の保証は保証されません。公式の GIMP 3 のリリース後すぐに、今回のリリース前のバージョンの更新として RHEL 9 に導入されます。

RHEL 9 では、RPM パッケージとして gimp を簡単にインストールできます。

(BZ#2047161)