6.5. ファイルシステムおよびストレージ

DAX がテクノロジープレビューとして ext4 および XFS で利用可能になる

RHEL 9 では、DAX ファイルシステムがテクノロジープレビューとして提供されています。DAX は、アプリケーションが永続メモリーをそのアドレス空間に直接マップするための手段を提供します。DAX を使用するには、システムに何らかの形式の永続メモリー (通常は 1 つ以上の不揮発性デュアルインラインメモリーモジュール (NVDIMM) の形式) が必要であり、DAX 互換ファイルシステムを NVDIMM 上に作成する必要があります。)。また、ファイルシステムは、dax マウントオプションでマウントする必要があります。これにより、dax をマウントしたファイルシステムのファイルの mmap が、アプリケーションのアドレス空間にストレージを直接マッピングされます。

(BZ#1995338)

Stratis はテクノロジープレビューとして利用可能です

Stratis はローカルストレージマネージャーです。ユーザーへの追加機能を備えたストレージプールに管理されたファイルシステムを提供します。

  • スナップショットおよびシンプロビジョニングを管理する
  • 必要に応じてファイルシステムのサイズを自動的に大きくする
  • ファイルシステムを維持する

Stratis ストレージを管理するには、バックグランドサービス stratisd と通信する stratis ユーティリティーを使用します。

Stratis はテクノロジープレビューとして提供されます。

詳細は、Stratis のドキュメント を参照してください。Stratis ファイルシステムの設定

(BZ#2041558)

NVMe-oF Discovery Service 機能がテクノロジープレビューとして利用可能になりました。

NVMexpress.org Technical Proposals (TP) 8013 および 8014 で定義されている NVMe-oF Discovery Service の機能は、テクノロジープレビューとして利用できます。これらの機能をプレビューするには、nvme-cli 2.0 パッケージを使用して、TP-8013 または TP-8014 を実装する NVMe-oF ターゲットデバイスにホストを割り当てます。TP-8013 および TP-8014 の詳細は、https://nvmexpress.org/developers/nvme-specification/ の Web サイトの NVM Express 2.0 Ratified TPs を参照してください。

(BZ#2021672)