Menu Close
Settings Close

Language and Page Formatting Options

4.4. ソフトウェア管理

RHEL 9 が RPM 4.16 を提供

RHEL 9 には、RPM バージョン 4.16 が同梱されています。バージョン 4.14 への主なバグ修正および機能強化は、以下のとおりです。

  • 以下の主要機能を含む新しい SPEC の機能

    • 高速なマクロベースの依存関係ジェネレータ
    • 動的なビルド依存関係を生成できる %generate_buildrequires セクション
    • メタ (順不同) な依存関係
    • パッケージビルドの並列性向上
    • 式でのネイティブなバージョン比較
    • チルダとは異なるカレットバージョンの演算子
    • %elif%elifos、および %elifarch ステートメント
    • オプションの自動パッチとソースのナンバリング
    • %autopatch がパッチの範囲を受け入れる
    • %patchlist および %sourcelist セクション
    • ビルド時のヘッダーデータの UTF-8 検証の強制
  • rpm のデータベースは、sqlite ライブラリーをベースになりました。BerkeleyDB データベースに対する読み取り専用のサポートは、移行および照会の目的で保持されています。
  • トランザクションに関する監査ログイベントを発行するための新しい rpm-plugin-audit プラグイン (以前は RPM 自体に組み込まれていた)

(JIRA:RHELPLAN-80734)

RPM トランザクション中の変更について、新しい RPM プラグインが fapolicyd に通知

rpm パッケージの今回の更新で、fapolicyd フレームワークと RPM データベースを統合する新しい RPM プラグインが導入されました。プラグインは、RPM トランザクション中にインストール済みおよび変更されたファイルについて fapolicyd に通知します。これにより、fapolicyd が整合性チェックに対応するようになりました。

機能は DNF トランザクションに制限されず、RPM の変更点も対応しているため、RPM プラグインは DNF プラグインに代わることに注意してください。

(BZ#1942549)

RPM が、EdDSA 公開鍵アルゴリズムに対応するようになりました。

この機能強化により、rpm コマンドは、EdDSA 公開鍵アルゴリズムを使用した署名鍵に対応します。その結果、EdDSA を使用して生成された署名鍵が、パッケージの署名および検証に使用できるようになりました。

ただし、EdDSA を使用した署名鍵がサポートされるようになりました。RSA は、GnuPG では引き続きデフォルトの公開鍵アルゴリズムになります。

(BZ#1962234)

RPM は、Zstandard (zstd) 圧縮アルゴリズムをサポートするようになりました

この機能拡張により、デフォルトの RPM 圧縮アルゴリズムが Zstandard (zstd) に切り替わりました。その結果、ユーザーはより高速なパッケージインストールの恩恵を受けることができます。これは、大規模なトランザクション中に特に顕著になる可能性があります。

(JIRA:RHELPLAN-117903)

新しい DNF オプション exclude_from_weak_autodetect および exclude_from_weak

この機能拡張により、デフォルトの DNF 動作は、不要な弱い依存関係をインストールしません。この動作を変更するには、次の新しいオプションを使用します。

  • exclude_from_weak_autodetect

    有効にすると、exclude_from_weak_autodetect オプションは、システムにインストールされているパッケージの満たされていない弱い依存関係 (推奨: または補足:) を自動検出します。その結果、これらの弱い依存関係のプロバイダーは弱い依存関係としてインストールされませんが、プルされると、通常の依存関係としてインストールされます。デフォルト値は true です。

  • exclude_from_weak

    有効にすると、exclude_from_weak オプションは、弱い依存関係としてパッケージをインストールすることを防ぎます (推奨: または補足:)。パッケージは、パッケージ名または glob のいずれかで指定し、コンマで区切ることができます。デフォルト値は [] です。

(BZ#2005305)

RHEL 9 は libmodulemd2.13.0 を提供

RHEL 9 には、libmodulemd パッケージのバージョン 2.13.0 が同梱されています。バージョン 2.9.4 への主なバグ修正および機能強化は、以下のとおりです。

  • モジュールからモジュール化解除されたパッケージをリストから除外するサポートを追加
  • modulemd-validator ツールの新しい --type オプションを使用して、modulemd-packager- v3 ドキュメントを検証するためのサポートを追加。
  • 整数値を解析する機能強化
  • 各種の modulemd-validator の問題を修正

(BZ#1984403)