9.4. ノート PC を閉じたときにコンピューターがサスペンドしないようにする
ノート PC を閉じると、コンピューターはデフォルトで節電のためサスペンドします。この動作の設定を変更すると、ノート PC を閉じてもサスペンドしないようにすることができます。
警告
マシンによっては、特に狭いところに入れた状態でノート PC を閉じたまま作動させ続けるとオーバーヒートしてしまう場合があります。したがって、デフォルトの設定を suspend から他のオプションに変更しても有益であるかどうかを検討してください。
手順
-
/etc/systemd/logind.conf
ファイルをエディターで開きます。 ファイルの
HandleLidSwitch=suspend
行を見つけます。システムの起動時に
#
文字で引用されている場合は、#
を削除して引用を解除できます。この行がファイルにない場合は、行を追加します。
デフォルトの
suspend
パラメーターを以下のいずれかに置き換えます。-
画面をロックする場合は
lock
-
何もしない場合は
ignore
-
コンピューターをオフにする場合は
poweroff
以下に例を示します。
[Login] HandleLidSwitch=lock
-
画面をロックする場合は
- 変更を保存してエディターを終了します。
次のコマンドを実行して、次回の再起動時に変更が保存されるようにします。
# systemctl restart systemd-logind.service
警告サービスを再起動すると、ログインしているデスクトップユーザーの現在実行中の GNOME セッションが強制的に中断されます。これにより、ユーザーが保存していないデータは削除される可能性があります。
/etc/systemd/logind.conf
ファイルの詳細は、logind.conf
の man ページを参照してください。