1.2. GNOME 環境、バックエンド、およびディスプレイプロトコル
GNOME 3 は、2 つのユーザー環境を提供します。
- GNOME Standard
- GNOME クラシック
どちらの環境も、グラフィカルバックエンドとして 2 つのプロトコルを使用できます。
- X11 プロトコル (X.Org をディスプレイサーバーとして使用)
Wayland プロトコル (GNOME Shell を Wayland コンポジターおよびディスプレイサーバーとして使用)
ディスプレイサーバーに関するこのソリューションは、Wayland の GNOME Shell と呼ばれています。
RHEL 8 のデフォルトの組み合わせは、Wayland の GNOME Shell を使用した GNOME 標準環境です。ただし、Wayland の一部の制限により、グラフィックプロトコルスタックを X11 に切り替える場合があります。また、GNOME Standard から GNOME クラシックへの切り替えが必要になる可能性もあります。
関連情報
- Wayland プロトコルに基づいたグラフィックの詳細は、「Wayland と X11 プロトコルの主な相違点」 を参照してください。
- 環境を切り替える方法については、「GNOME 環境およびディスプレイプロトコルの選択」 を参照してください。