11.6. Ansible を使用して特権のある IdM RBAC ロールを存在させる手順

デフォルトのロール以外で、ロールベースのアクセス制御 (RBAC) を使用して Identity Management (IdM) のリソースを詳細にわたり制御するには、カスタムロールを作成します。

以下の手順では、Ansible Playbook を使用して、新しい IdM カスタムロールの特権を定義し、その存在を確認する方法を説明します。この例では、新しい user_and_host_administrator ロールには、デフォルトで IdM で存在する以下の特権を一意に組み合わせたものが含まれます。

  • Group Administrators
  • User Administrators
  • Stage User Administrators
  • Group Administrators

前提条件

  • IdM 管理者パスワードが分かっている。
  • Ansible コントロールノードに ansible-freeipa パッケージがインストールされている。
  • 設定を行う IdM サーバーの完全修飾ドメイン名 (FQDN) で Ansible インベントリーファイル を作成している。
  • Ansible インベントリーファイルが ~/ <MyPlaybooks>/ ディレクトリーにある。

手順

  1. ~/<MyPlaybooks>/ ディレクトリーに移動します。

    $ cd ~/<MyPlaybooks>/
  2. /usr/share/doc/ansible-freeipa/playbooks/role/ にある role-member-user-present.yml ファイルのコピーを作成します。

    $ cp /usr/share/doc/ansible-freeipa/playbooks/role/role-member-user-present.yml role-member-user-present-copy.yml
  3. Ansible Playbook ファイル (role-member-user-present-copy.yml) を開きます。
  4. iparole タスクセクションに以下の変数を設定して、ファイルを調整します。

    • ipaadmin_password 変数は IdM 管理者のパスワードに設定します。
    • name 変数は新規ロールの名前に設定します。
    • 特権 一覧は、新しいロールに追加する IdM 権限の名前に設定します。
    • 必要に応じて、user 変数は、新規ロールを付与するユーザーの名前に設定します。
    • 必要に応じて、group 変数は、新規ロールを付与するグループの名前に設定します。

    以下は、今回の例で使用するように変更した Ansible Playbook ファイルです。

    ---
    - name: Playbook to manage IPA role with members.
      hosts: ipaserver
      become: yes
      gather_facts: no
    
      tasks:
      - iparole:
          ipaadmin_password: Secret123
          name: user_and_host_administrator
          user: idm_user01
          group: idm_group01
          privilege:
          - Group Administrators
          - User Administrators
          - Stage User Administrators
          - Group Administrators
  5. ファイルを保存します。
  6. Playbook ファイルとインベントリーファイルを指定して Ansible Playbook を実行します。

    $ ansible-playbook -v -i ~/<MyPlaybooks>/inventory role-member-user-present-copy.yml

関連情報

  • Ansible Vault を使用してパスワードを別のファイルに保存したり、Playbook ファイルの変数として暗号化する場合は、「Ansible Vault を使用したコンテンツの暗号化」を参照してください。
  • IdM でのロールの概念については「IdM のロール」を参照してください。
  • iparole モジュールを使用する他の Ansible Playbook の例については、以下を参照してください。

    • /usr/share/doc/ansible-freeipa/ にある README-role ファイル。このファイルには iparole 変数の定義も含まれます。
    • /usr/share/doc/ansible-freeipa/playbooks/iparole ディレクトリー。