12.5. Ansible を使用して IdM RBAC 特権が含まれないようにする手順

Identity Management (IdM) のシステム管理者は、IdM のロールベースアクセス制御をカスタマイズできます。以下の手順では、Ansible Playbook を使用して RBAC 特権が削除されていることを確認する方法を説明します。この例では、CA administrator 特権が存在しないことを確認する方法を説明します。この手順が終わると、IdM で認証局を管理できるユーザーは admin だけになります。

前提条件

  • IdM 管理者パスワードが分かっている。
  • Ansible コントロールノードに ansible-freeipa パッケージがインストールされている。
  • 設定を行う IdM サーバーの完全修飾ドメイン名 (FQDN) で Ansible インベントリーファイル を作成している。
  • Ansible インベントリーファイルが ~/ MyPlaybooks/ ディレクトリーにある。

手順

  1. ~/ MyPlaybooks/ ディレクトリーに移動します。

    $ cd ~/MyPlaybooks/
  2. /usr/share/doc/ansible-freeipa/playbooks/privilege/ ディレクトリーにある privilege-absent.yml ファイルのコピーを作成します。

    $ cp /usr/share/doc/ansible-freeipa/playbooks/privilege/privilege-absent.yml privilege-absent-copy.yml
  3. Ansible Playbook ファイル (privilege-absent-copy.yml) を開きます。
  4. ipaprivilege タスクセクションに以下の変数を設定してファイルを調整します。

    • ipaadmin_password 変数は IdM 管理者のパスワードに設定します。
    • name 変数は、削除する権限の名前に設定します。
    • state 変数が absent に設定されていることを確認します。
  5. 以下のように、Playbook のタスクの名前を変更します。

    [...]
    tasks:
    - name: Ensure privilege "CA administrator" is absent
      ipaprivilege:
      [...]

    以下は、今回の例で使用するように変更した Ansible Playbook ファイルです。

    ---
    - name: Privilege absent example
      hosts: ipaserver
      become: true
    
      tasks:
      - name: Ensure privilege "CA administrator" is absent
        ipaprivilege:
          ipaadmin_password: Secret123
          name: CA administrator
          state: absent
  6. ファイルを保存します。
  7. Playbook ファイルとインベントリーファイルを指定して Ansible Playbook を実行します。

    $ ansible-playbook -v -i inventory privilege-absent-copy.yml

関連情報

  • IdM RBAC での特権の概念の詳細は、「IdM の権限」を参照してください。
  • IdM RBAC でのパーミッションの概念の詳細は、「IdM のパーミッション」を参照してください。
  • ipaprivilege モジュールを使用する他の Ansible Playbook の例については、/usr/share/doc/ansible-freeipa/ ディレクトリーにある README-privilege Markdown ファイルを参照してください。このファイルには ipaprivilege 変数の定義も含まれます。
  • ipaprivilege モジュールを使用する他の Ansible Playbook の例については、/usr/share/doc/ansible-freeipa/playbooks/ipaprivilege ディレクトリーを参照してください。