10.5. Ansible を使用して委譲ルールに特定の属性を含める手順

以下の手順では、Ansible Playbook を使用して、委譲ルールに特定の設定を指定する方法を説明します。この Playbook を使用して、以前に作成した委譲ロールを変更できます。この例では、basic manager attributes 委譲ルールに departmentnumber メンバー属性のみが含まれるようにします。

前提条件

  • IdM 管理者パスワードが分かっている。
  • 以下の要件を満たす Ansible コントロールノードを設定している。

    • Ansible バージョン 2.8 以降を使用している。
    • ansible-freeipa パッケージがインストールされている。
    • このオプションを設定する IdM サーバーの完全修飾ドメイン名 (FQDN) で Ansible インベントリーファイルを作成している。
    • Ansible インベントリーファイルが ~/ MyPlaybooks/ ディレクトリーにある。
  • basic manager attributes 委譲ルールが IdM に存在する。

手順

  1. ~/ MyPlaybooks/ ディレクトリーに移動します。

    $ cd ~/MyPlaybooks/
  2. /usr/share/doc/ansible-freeipa/playbooks/delegation/ にある delegation-member-present.yml ファイルのコピーを作成します。

    $ cp /usr/share/doc/ansible-freeipa/playbooks/delegation/delegation-member-present.yml delegation-member-present-copy.yml
  3. Ansible Playbook ファイル delegation-member-present-copy.yml を開きます。
  4. ipadelegation タスクセクションに以下の変数を設定して、ファイルを調整します。

    • ipaadmin_password 変数は IdM 管理者のパスワードに設定します。
    • name 変数は、変更する委譲ルールの名前に設定します。
    • attribute 変数は departmentnumber に設定します。
    • action 変数は member に設定します。

    以下は、今回の例で使用するように変更した Ansible Playbook ファイルです。

    ---
    - name: Delegation member present
      hosts: ipaserver
      become: true
    
      tasks:
      - name: Ensure delegation "basic manager attributes" member attribute departmentnumber is present
        ipadelegation:
          ipaadmin_password: Secret123
          name: "basic manager attributes"
          attribute:
          - departmentnumber
          action: member
  5. ファイルを保存します。
  6. Playbook ファイルとインベントリーファイルを指定して Ansible Playbook を実行します。

    $ ansible-playbook -v -i ~/MyPlaybooks/inventory delegation-member-present-copy.yml

関連情報

  • 委譲ルールの概念の詳細は、「委譲ルール」を参照してください。
  • ipadelegation モジュールを使用する他の Ansible Playbook の例は、以下を参照してください。

    • /usr/share/doc/ansible-freeipa/ ディレクトリーにある README-delegation.md ファイル。このファイルには、ipadelegation 変数の定義も含まれます。
    • /usr/share/doc/ansible-freeipa/playbooks/ipadelegation ディレクトリー