第8章 Ansible Playbook を使用したユーザーグループの管理

本セクションでは、Ansible Playbook を使用したユーザーグループ管理を説明します。

ユーザーグループは、共通の特権、パスワードポリシーなどの持つユーザーのセットです。

Identity Management (IdM) のユーザーグループには以下が含まれます。

  • IdM ユーザー
  • 他の IdM ユーザーグループ
  • 外部ユーザー (IdM の外部に存在するユーザー)

このセクションには以下のトピックが含まれます。

8.1. IdM のさまざまなグループタイプ

IdM は、以下のタイプのグループをサポートします。

POSIX グループ (デフォルト)

POSIX グループは、メンバーの Linux POSIX 属性に対応します。Active Directory と対話するグループは POSIX 属性を使用できないことに注意してください。

POSIX 属性は、ユーザーを個別のエンティティーとして識別します。ユーザーに関連する POSIX 属性の例には、uidNumber (ユーザー番号 (UID))、および gidNumber (グループ番号 (GID)) が含まれます。

非 POSIX グループ

非 POSIX グループは、POSIX 属性に対応していません。たとえば、これらのグループには GID が定義されていません。

このタイプのグループのすべてのメンバーは、IdM ドメインに属している必要があります。

外部グループ

外部グループを使用して、以下のような IdM ドメイン外の ID ストアに存在するグループメンバーを追加できます。

  • ローカルシステム
  • Active Directory ドメイン
  • ディレクトリーサービス

外部グループは、POSIX 属性に対応していません。たとえば、これらのグループには GID が定義されていません。

表8.1 デフォルトで作成されたユーザーグループ

グループ名デフォルトのグループメンバー

ipausers

すべての IdM ユーザー

admins

管理権限を持つユーザー (デフォルトの admin ユーザーを含む)

editors

これは、特別な権限がなくなったレガシーグループです

trust admins

Active Directory 信頼を管理する権限を持つユーザー

ユーザーをユーザーグループに追加すると、ユーザーはグループに関連付けられた権限とポリシーを取得します。たとえば、ユーザーに管理権限を付与するには、ユーザーを admins グループに追加します。

警告

admins グループを削除しないでください。admins は IdM で必要な事前定義グループであるため、この操作により特定のコマンドで問題が生じます。

さらに、IdM で新しいユーザーが作成されるたびに、IdM は、デフォルトで ユーザーのプライベートグループ を作成します。プライベートグループの詳細は、「プライベートグループのないユーザーの追加」を参照してください。