第7章 Ansible Playbook を使用したユーザーアカウントの管理

Ansible Playbook を使用して IdM のユーザーを管理できます。ユーザーのライフサイクル を確認した後、本章では以下の操作に Ansible Playbook を使用する方法について説明します。

7.1. ユーザーのライフサイクル

IdM (Identity Management) は、以下のユーザーアカウントの状態に対応します。

  • ステージ ユーザーは認証できません。これは初期状態です。アクティブユーザーに必要なユーザーアカウントプロパティーをすべて設定できるわけではありません (例: グループメンバーシップ)。
  • アクティブ ユーザーは認証が可能です。必要なユーザーアカウントプロパティーはすべて、この状態で設定する必要があります。
  • 保存済み ユーザーは、非アクティブであると見なされており、IdM に対して認証できないアクティブな以前のユーザーです。保存済みユーザーには、アクティブユーザーのときに有効になっていたアカウントプロパティーの大部分が保持されていますが、ユーザーグループからは除外されています。

A flow chart displaying 4 items: Active users - Stage users - Preserved users - Deleted users. Arrows communicate the relationships between each kind of user: Active users can be "preserved" as Preserved users. Preserved users can be "restored" as Active users. Preserved users can be "staged" as Stage users and Stage users can be "activated" into Active users. All users can be deleted to become "Deleted users".

IdM データベースからユーザーエントリーを永続的に削除できます。

重要

削除したユーザーアカウントを復元することはできません。ユーザーアカウントを削除すると、そのアカウントに関連する情報がすべて永続的に失われます。

新規管理者は、デフォルトの管理ユーザーなど、管理者権限を持つユーザーのみが作成できます。すべての管理者アカウントを誤って削除した場合は、Directory Manager が、Directory Server に新しい管理者を手動で作成する必要があります。

警告

admin ユーザーを削除しないでください。admin は IdM で必要な事前定義ユーザーであるため、この操作では特定のコマンドで問題が生じます。代替の admin ユーザーを定義して使用する場合は、管理者パーミッションを少なくとも 1 人のユーザーに付与した後に ipa user-disable admin で事前定義された admin ユーザーを無効にします。

警告

ローカルユーザーを IdM に追加しないでください。NSS(Name Service Switch)は、ローカルユーザーおよびグループを解決する前に、常に IdM ユーザーおよびグループを解決します。これは、たとえば、IdM グループメンバーシップがローカルユーザーでは機能しません。