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68.7.6.5. DM 整合性情報の表示

整合性のある RAID LV を作成する場合、または既存の RAID LV に整合性を追加する場合は、次のコマンドを使用して整合性についての情報を表示します。

# lvs -a <volume-group>

<volume-group> は、整合性のある RAID LV が含まれるボリュームグループの名前です。

以下の例は、test-vg ボリュームグループで作成した test-lv RAID LV に関する情報を示しています。

# lvs -a test-vg
  LV                        VG      Attr       LSize   Origin                   Cpy%Sync
  test-lv                   test-vg rwi-a-r--- 256.00m                          2.10
  [test-lv_rimage_0]        test-vg gwi-aor--- 256.00m [test-lv_rimage_0_iorig] 93.75
  [test-lv_rimage_0_imeta]  test-vg ewi-ao----   8.00m
  [test-lv_rimage_0_iorig]  test-vg -wi-ao---- 256.00m
  [test-lv_rimage_1]        test-vg gwi-aor--- 256.00m [test-lv_rimage_1_iorig] 85.94
  [test-lv_rimage_1_imeta]  test-vg ewi-ao----   8.00m
  [test-lv_rimage_1_iorig]  test-vg -wi-ao---- 256.00m
  [test-lv_rmeta_0]         test-vg ewi-aor---   4.00m
  [test-lv_rmeta_1]         test-vg ewi-aor---   4.00m

同期

整合性のある RAID LV を作成するか、既存の RAID LV に整合性を追加する場合は、整合性の同期と RAID メタデータが完了するまで待つことが推奨されます。そうしないと、バックグラウンドの初期化が LV のパフォーマンスに影響する可能性があります。Cpy%Sync コラムは、トップレベルの RAID LV と各 RAID イメージの同期の進捗を示します。RAID イメージは、raid_image_N により LV コラムに表示されます。LV 列を参照して、トップレベルの RAID LV と各 RAID イメージの同期の進捗が 100% になっていることを確認します。

整合性を使用した RAID イメージ

Attr 列に記載されている属性の g 属性は、RAID イメージが整合性を使用していることを示しています。整合性チェックサムは _imeta RAID LV に保存されます。

各 RAID LV のタイプを表示するには、lvs コマンドに -o+segtype オプションを追加します。

# lvs -a my-vg -o+segtype
  LV                       VG      Attr       LSize   Origin                   Cpy%Sync Type
  test-lv                  test-vg rwi-a-r--- 256.00m                          87.96    raid1
  [test-lv_rimage_0]       test-vg gwi-aor--- 256.00m [test-lv_rimage_0_iorig] 100.00   integrity
  [test-lv_rimage_0_imeta] test-vg ewi-ao----   8.00m                                   linear
  [test-lv_rimage_0_iorig] test-vg -wi-ao---- 256.00m                                   linear
  [test-lv_rimage_1]       test-vg gwi-aor--- 256.00m [test-lv_rimage_1_iorig] 100.00   integrity
  [test-lv_rimage_1_imeta] test-vg ewi-ao----   8.00m                                   linear
  [test-lv_rimage_1_iorig] test-vg -wi-ao---- 256.00m                                   linear
  [test-lv_rmeta_0]        test-vg ewi-aor---   4.00m                                   linear
  [test-lv_rmeta_1]        test-vg ewi-aor---   4.00m                                   linear

整合性の不一致

各 RAID イメージで検出された不一致の数をカウントする増分カウンターがあります。特定の RAID イメージの整合性で検出されるデータの不一致を表示するには、次のコマンドを実行します。

# lvs -o+integritymismatches <volume-group>/<logical-volume>_raid-image_<n>

ここでは、

<volume-group>
RAID LV を作成するボリュームグループの名前を指定します。
<logical-volume>
作成する LV の名前を指定します。
<n>
整合性の不一致情報を表示する RAID イメージを指定します。

表示する RAID イメージごとにコマンドを実行する必要があります。以下の例では、test-vg/test-lv の下で rimage_0 からのデータの不一致を確認します。

# lvs -o+integritymismatches test-vg/test-lv_rimage_0
  LV                 VG      Attr       LSize   Origin                      Cpy%Sync IntegMismatches
  [test-lv_rimage_0] test-vg gwi-aor--- 256.00m [test-lv_rimage_0_iorig]    100.00                 0

整合性がデータ不一致が検出されなかったため、IntegMismatches カウンターにゼロ (0) が表示されます。

カーネルメッセージログの整合性の不一致

以下の例のように、カーネルメッセージログにデータの整合性情報を見つけることもできます。

カーネルメッセージログから dm-integrity の不一致の例

device-mapper: integrity: dm-12: Checksum failed at sector 0x24e7

カーネルメッセージログからの dm-integrity データ修正の例

md/raid1:mdX: read error corrected (8 sectors at 9448 on dm-16)