Red Hat Training

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37.4. Web コンソールを使用した Virtual Data Optimizer ボリュームの管理

RHEL 8 Web コンソールを使用して、VDO (Virtual Data Optimizer) を設定します。

以下の方法について説明します。

  • VDO ボリュームの作成
  • VDO ボリュームのフォーマット
  • VDO ボリュームの拡張

前提条件

  • RHEL 8 Web コンソールをインストールし、アクセスできる。詳細は Web コンソールのインストール を参照してください。
  • cockpit-storaged パッケージがシステムにインストールされている。

37.4.1. Web コンソールでの VDO ボリューム

Red Hat Enterprise Linux 8 では、Virtual Data Optimizer (VDO) がサポートされます。

VDO は、以下を組み合わせたブロック仮想化テクノロジーです。

圧縮
詳細は、Enabling or disabling compression in VDO を参照してください。
重複排除
詳細は、Enabling or disabling compression in VDO を参照してください。
シンプロビジョニング
詳細は、シンプロビジョニングボリューム (シンボリューム) の作成と管理 を参照してください。

このような技術を使用して、VDO は、以下を行います。

  • ストレージ領域をインラインに保存します。
  • ファイルを圧縮します。
  • 重複を排除します。
  • 物理ストレージまたは論理ストレージが提供するサイズよりも多くの仮想領域を割り当てることができます。
  • 拡大して仮想ストレージを拡張できます。

VDO は、さまざまなタイプのストレージに作成できます。RHEL 8 Web コンソールでは、以下に VDO を設定できます。

  • LVM

    注記

    シンプロビジョニングされたボリュームに VDO を設定することはできません。

  • 物理ボリューム
  • ソフトウェア RAID

ストレージスタックにおける VDO の配置の詳細は、System Requirements を参照してください。

関連情報

37.4.2. Web コンソールで VDO ボリュームの作成

RHEL Web コンソールで VDO ボリュームを作成します。

前提条件

  • VDO の作成元となる物理ドライブ、LVM、または RAID

手順

  1. RHEL 8 Web コンソールにログインします。

    詳細は、Web コンソールへのログイン を参照してください。

  2. Storage をクリックします。
  3. VDO Devices ボックスの + ボタンをクリックします。
  4. 名前 フィールドに、VDO ボリュームの名前 (スペースなし) を入力します。
  5. 使用するドライブを選択します。
  6. 論理サイズ バーに、VDO ボリュームのサイズを設定します。10 回以上拡張できますが、VDO ボリュームを作成する目的を検討してください。

    • アクティブな仮想マシンまたはコンテナーストレージの場合は、使用する論理のサイズを、ボリュームの物理サイズの 10 倍になるようにします。
    • オブジェクトストレージの場合は、使用する論理のサイズを、ボリュームの物理サイズの 3 倍になるようにします。

    詳細は、Deploying VDO を参照してください。

  7. インデックスメモリー バーで、VDO ボリュームにメモリーを割り当てます。

    VDO システム要件の詳細は、System Requirements を参照してください。

  8. 圧縮 オプションを選択します。このオプションを使用すると、さまざまなファイル形式を効率的に減らすことができます。

    詳細は、Enabling or disabling compression in VDO を参照してください。

  9. 重複排除 オプションを選択します。

    このオプションは、重複ブロックのコピーを削除して、ストレージリソースが使用されなくなるようにします。詳細は、Enabling or disabling compression in VDO を参照してください。

  10. 必要に応じて、512 バイトのブロックサイズを必要とするアプリケーションで VDO ボリュームを使用する場合は、512 バイトのエミュレーションを使用 を選択します。これにより、VDO ボリュームのパフォーマンスは低下しますが、その必要はほとんどありません。不明な場合は、無効にします。
  11. Create をクリックします。

検証手順

  • ストレージ セクションに新しい VDO ボリュームが表示されることを確認します。そして、ファイルシステムでフォーマットすることができます。

37.4.3. Web コンソールで VDO ボリュームのフォーマット

VDO ボリュームは物理ドライブとして動作します。論理ボリュームを使用するには、ファイルシステムでフォーマットする必要があります。

警告

VDO をフォーマットすると、ボリュームのデータがすべて消去されます。

次の手順では、VDO ボリュームをフォーマットする手順を説明します。

前提条件

手順

  1. RHEL 8 Web コンソールにログインします。詳細は、Web コンソールへのログイン を参照してください。
  2. ストレージ をクリックします。
  3. VDO ボリュームをクリックします。
  4. Unrecognized Data タブをクリックします。
  5. Format をクリックします。
  6. Erase ドロップダウンメニューから、以下を選択します。

    既存データを上書きしない
    RHEL Web コンソールは、ディスクヘッダーのみを書き換えます。このオプションの利点は、フォーマットの速度です。
    既存のデータをゼロで上書きする
    RHEL Web コンソールは、ディスク全体をゼロで書き直します。このプログラムはディスク全体を調べるため、このオプションを使用すると遅くなります。ディスクにデータが含まれていて、書き直す必要がある場合は、このオプションを使用します。
  7. 種類 ドロップダウンメニューで、ファイルシステムを選択します。

    • XFS ファイルシステムは大規模な論理ボリュームをサポートし、オンラインの物理ドライブを停止せずに、既存のファイルシステムの拡大および縮小を行うことができます。別のストレージの使用を希望しない場合は、このファイルシステムを選択したままにしてください。

      XFS は、ボリュームの縮小に対応していません。したがって、XFS でフォーマットしたボリュームを縮小することはできません。

    • ext4 ファイルシステムは論理ボリュームをサポートし、オンラインの物理ドライブを停止せずに、既存のファイルシステムの拡大および縮小を行うことができます。

    LUKS (Linux Unified Key Setup) 暗号を使用したバージョンも選択できます。パスフレーズを使用してボリュームの暗号化を行えます。

  8. 名前 フィールドに、論理ボリューム名を入力します。
  9. マウント ドロップダウンメニューで、カスタム を選択します。

    デフォルト オプションでは、システムを次回起動したときにファイルシステムがマウントされているとは限りません。

  10. マウントポイント フィールドに、マウントパスを追加します。
  11. 起動時にマウント を選択します。
  12. Format をクリックします。

    フォーマットに使用されるオプションや、ボリュームのサイズによって、フォーマットに数分かかることがあります。

    成功すると、ファイルシステム タブに、フォーマットされた VDO ボリュームの詳細が表示されます。

  13. VDO ボリュームを使用するには、マウント をクリックします。

この時点で、システムが、マウントされてフォーマットされた VDO ボリュームを使用します。

37.4.4. Web コンソールで VDO ボリュームの拡張

RHEL 8 Web コンソールで VDO ボリュームを拡張します。

前提条件

  • cockpit-storaged パッケージがシステムにインストールされている。
  • VDO ボリュームが作成されている。

手順

  1. RHEL 8 Web コンソールにログインします。

    詳細は、Web コンソールへのログイン を参照してください。

  2. ストレージ をクリックします。
  3. VDO デバイス で、VDO ボリュームをクリックします。
  4. VDO ボリュームの詳細で、Grow ボタンをクリックします。
  5. VDO の論理サイズを増加 ダイアログボックスで、VDO ボリュームの論理サイズを増やします。
  1. Grow をクリックします。

検証手順

  • 新しいサイズの VDO ボリュームの詳細を確認し、変更が正常に行われたことを確認します。