Red Hat Training

A Red Hat training course is available for RHEL 8

A.3.8.4. RPM を使用してドライバーを追加または削除

ドライバーが見つからないか、または誤作動すると、システムの起動時に問題が発生します。レスキューモードは、システムが起動に失敗してもドライバーを追加または削除できる環境を提供します。可能な場合は、RPM パッケージマネージャーを使用して、誤作動するドライバーを削除するか、更新されたドライバーや不足しているドライバーを追加することが推奨されます。以下の手順に従って、ドライバーを追加または削除します。

重要

ドライバーディスクからドライバーをインストールすると、ドライバーディスクは、このドライバーを使用するシステムにある initramfs イメージをすべて更新します。ドライバーが原因でシステムが起動できない場合は、別の initramfs イメージからシステムを起動する方法は使用できません。

手順: RPM でドライバーの追加

以下の手順に従ってドライバーを追加します。

前提条件

  • レスキューモードでシステムを起動している。
  • インストール済みのシステムを読み書きモードでマウントしている。

    1. そのドライバーを含む RPM パッケージを利用できるようにします。たとえば、CD または USB フラッシュドライブをマウントして、RPM パッケージを /mnt/sysroot/ 配下の任意の場所 (例: /mnt/sysroot/root/drivers/) にコピーします。
    2. root ディレクトリーを /mnt/sysroot/ に変更します。

      sh-4.2# chroot /mnt/sysroot/
    3. rpm -ivh コマンドを使用して、ドライバーパッケージをインストールします。たとえば、以下のコマンドを実行して、xorg-x11-drv-wacom ドライバーパッケージを /root/drivers/ からインストールします。

      sh-4.2# rpm -­ivh /root/drivers/xorg-x11-drv-wacom-0.23.0-6.el7.x86_64.rpm
      注記

      この chroot 環境の /root/drivers/ ディレクトリーは、元のレスキュー環境の /mnt/sysroot/root/drivers/ ディレクトリーです。

    4. chroot 環境を終了します。

      sh-4.2# exit

手順: RPM でドライバーの削除

以下の手順に従ってドライバーを削除します。

前提条件

  • レスキューモードでシステムを起動している。
  • インストール済みのシステムを読み書きモードでマウントしている。

    1. root ディレクトリーを /mnt/sysroot/ ディレクトリーに変更します。

      sh-4.2# chroot /mnt/sysroot/
    2. rpm -e コマンドを使用して、ドライバーパッケージを削除します。たとえば、xorg-x11-drv-wacom ドライバーパッケージを削除するには、次のコマンドを実行します。

      sh-4.2# rpm -e xorg-x11-drv-wacom
    3. chroot 環境を終了します。

      sh-4.2# exit

      誤作動したドライバーを何らかの理由で削除できない場合は、代わりにドライバーをブロックして、起動時に読み込まれないようにすることができます。

    4. ドライバーの追加および削除が終了したら、システムを再起動します。