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68.14.8. マルチパス化された LVM デバイスに対する重複した物理ボリューム警告のトラブルシューティング

マルチパスストレージで LVM を使用する場合は、ボリュームグループまたは論理ボリュームの一覧を表示する LVM コマンドを実行すると、以下のようなメッセージが表示される場合があります。

Found duplicate PV GDjTZf7Y03GJHjteqOwrye2dcSCjdaUi: using /dev/dm-5 not /dev/sdd
Found duplicate PV GDjTZf7Y03GJHjteqOwrye2dcSCjdaUi: using /dev/emcpowerb not /dev/sde
Found duplicate PV GDjTZf7Y03GJHjteqOwrye2dcSCjdaUi: using /dev/sddlmab not /dev/sdf

これらの警告のトラブルシューティングにより、LVM が警告を表示する理由を理解し、または警告を非表示にできます。

68.14.8.1. 重複した PV 警告の原因

Device Mapper Multipath (DM Multipath)、EMC PowerPath、または Hitachi Dynamic Link Manager (HDLM) などのマルチパスソフトウェアがシステム上のストレージデバイスを管理すると、特定の論理ユニット (LUN) への各パスが異なる SCSI デバイスとして登録されます。マルチパスソフトウェアは、各パスにマップする新しいデバイスを作成します。各 LUN には、同じ基礎となるデータを参照する /dev ディレクトリーに複数のデバイスノードがあるため、すべてのデバイスノードには同じ LVM メタデータが含まれます。

表68.7 異なるマルチパスソフトウェアでのデバイスマッピングの例

マルチパスソフトウェアLUN への SCSI パスマルチパスデバイスパスへのマッピング

DM Multipath

/dev/sdb および /dev/sdc

/dev/mapper/mpath1 または /dev/mapper/mpatha

EMC PowerPath

/dev/emcpowera

HDLM

/dev/sddlmab

複数のデバイスノードが原因で、LVM ツールは同じメタデータを複数回検出し、複製として報告します。