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55.4. 現在のノードを優先するリソースの設定

リソースには resource-stickiness 値があり、「リソースのメタオプションの設定」で説明されているように、リソースの作成時に メタ属性として設定でき ます。resource-stickiness 値は、現在実行しているノードにリソースを保持する必要のある量を決定します。Pacemaker は、他の設定(場所の制約の score 値など)とともに resource-stickiness 値を考慮して、リソースを別のノードに移動するか、残すかを決定します。

デフォルトでは、resource -stickiness の値が 0 の状態でリソース が作成されます。resource-stickiness が 0 に設定され、場所の制約がない場合は、Pacemaker のデフォルト動作でリソースがクラスターノード間で均等に分散されるようにします。これにより、正常なリソースが、より頻繁に移動する可能性があります。この動作を防ぐには、デフォルトの resource-stickiness の値を 1 に設定します。このデフォルトはクラスター内のすべてのリソースに適用されます。この小さい値は、作成する他の制約で簡単に上書きできますが、Pacemaker がクラスター全体で正常なリソースを不必要に移動するのを防ぐだけで十分です。

以下のコマンドは、resource-stickiness のデフォルト値を 1 に設定します。

# pcs resource defaults resource-stickiness=1

resource-stickiness 値を設定すると、新たに追加されたノードにはリソースが移行されません。この時点で、リソースのバランシングが必要な場合は、resource-stickiness の値を 0 に一時的に設定することができます。

場所の制約スコアが resource-stickiness の値よりも大きい場合、クラスターは正常なリソース を、場所の制約ポイントがあるノードに移行する可能性があることに注意してください。

Pacemaker がリソースの配置先を決定する方法の詳細は、「 ノード配置ストラテジーの設定」を 参照してください。