Red Hat Training

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49.3. 高可用性クラスターの作成

この手順では、z1.example.com ノードおよび z2.example.com ノードで構成される Red Hat High Availability Add-On クラスターを作成します。

  1. pcs を実行するノードで、クラスター内の各ノードに対して、pcs ユーザー hacluster を認証します。

    次のコマンドは、z1.example.comz2.example.com で構成される 2 ノードクラスターの両ノードに対して、z1.example.comhacluster ユーザーを認証します。

    [root@z1 ~]# pcs host auth z1.example.com z2.example.com
    Username: hacluster
    Password:
    z1.example.com: Authorized
    z2.example.com: Authorized
  2. z1.example.com で以下のコマンドを実行し、2 つのノード z1.example.comz2.example.com で構成される 2 ノードクラスター my_cluster を作成します。これにより、クラスター設定ファイルが、クラスターの両ノードに伝搬されます。このコマンドには --start オプションが含まれます。このオプションを使用すると、クラスターの両ノードでクラスターサービスが起動します。

    [root@z1 ~]# pcs cluster setup my_cluster --start z1.example.com z2.example.com
  3. クラスターサービスを有効にし、ノードの起動時にクラスターの各ノードでクラスターサービスが実行するようにします。

    注記

    使用している環境でクラスターサービスを無効のままにしておきたい場合などは、この手順を省略できます。この手順を行うことで、ノードがダウンした場合にクラスターやリソース関連の問題をすべて解決してから、そのノードをクラスターに戻すことができます。クラスターサービスを無効にしている場合は、ノードを再起動する時に、ノードで pcs cluster start コマンドを実行し、サービスを手動で起動する必要があります。

    [root@z1 ~]# pcs cluster enable --all

pcs cluster status コマンドを使用すると、クラスターの現在のステータスを表示できます。pcs cluster setup コマンドで --start オプションを使用してクラスターサービスを起動した場合は、クラスターが稼働するのに時間が少しかかる可能性があるため、クラスターとその設定で後続の動作を実行する前に、クラスターが稼働していることを確認する必要があります。

[root@z1 ~]# pcs cluster status
Cluster Status:
 Stack: corosync
 Current DC: z2.example.com (version 2.0.0-10.el8-b67d8d0de9) - partition with quorum
 Last updated: Thu Oct 11 16:11:18 2018
 Last change: Thu Oct 11 16:11:00 2018 by hacluster via crmd on z2.example.com
 2 Nodes configured
 0 Resources configured

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