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51.3. Pacemaker クラスターで ext4 ファイルシステムを持つ LVM ボリュームの設定

このユースケースでは、クラスターのノード間で共有されるストレージに、LVM 論理ボリュームを作成する必要があります。

注記

LVM ボリュームと、クラスターノードで使用するパーティションおよびデバイスは、クラスターノード以外には接続しないでください。

以下の手順では、LVM 論理ボリュームを作成して Pacemaker クラスターで使用できるように、ボリュームに ext4 ファイルシステムを作成します。この例では、LVM 論理ボリュームを作成する LVM 物理ボリュームを保管するのに、共有パーティション /dev/sdb1 が使用されます。

  1. クラスターの両ノードで以下の手順を実行し、LVM システム ID の値を、システムの uname 識別子の値に設定します。LVM システム ID を使用すると、クラスターのみがボリュームグループをアクティブにできるようになります。

    1. /etc/lvm/lvm.conf 設定ファイルの system_id_source 設定オプションを uname に設定します。

      # Configuration option global/system_id_source.
      system_id_source = "uname"
    2. ノードの LVM システム ID が、ノードの uname に一致することを確認します。

      # lvm systemid
        system ID: z1.example.com
      # uname -n
        z1.example.com
  2. LVM ボリュームを作成し、そのボリュームに ext4 ファイルシステムを作成します。/dev/sdb1 パーティションは共有されるストレージであるため、この手順のこの部分は、1 つのノードでのみ実行してください。

    1. パーティション /dev/sdb1 に LVM 物理ボリュームを作成します。

      # pvcreate /dev/sdb1
        Physical volume "/dev/sdb1" successfully created
    2. 物理ボリューム /dev/sdb1 で構成されるボリュームグループ my_vg を作成します。

      # vgcreate my_vg /dev/sdb1
        Volume group "my_vg" successfully created
    3. 新規ボリュームグループには、実行中のノードで、かつボリュームグループの作成元であるノードのシステム ID があることを確認します。

      # vgs -o+systemid
        VG    #PV #LV #SN Attr   VSize  VFree  System ID
        my_vg   1   0   0 wz--n- <1.82t <1.82t z1.example.com
    4. ボリュームグループ my_vg を使用して、論理ボリュームを作成します。

      # lvcreate -L450 -n my_lv my_vg
        Rounding up size to full physical extent 452.00 MiB
        Logical volume "my_lv" created

      lvs コマンドを実行すると、論理ボリュームを表示できます。

      # lvs
        LV      VG      Attr      LSize   Pool Origin Data%  Move Log Copy%  Convert
        my_lv   my_vg   -wi-a---- 452.00m
        ...
    5. 論理ボリューム my_lv に、ext4 ファイルシステムを作成します。

      # mkfs.ext4 /dev/my_vg/my_lv
      mke2fs 1.44.3 (10-July-2018)
      Creating filesystem with 462848 1k blocks and 115824 inodes
      ...