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49.5. フェンシングの設定

クラスターの各ノードにフェンスデバイスを設定する必要があります。フェンス設定コマンドおよびオプションの詳細は、「 Red Hat High Availability クラスターでのフェンシングの設定 」を参照してください。

フェンシングの概要と、Red Hat High Availability クラスターにおけるフェンシングの重要性は、「RHEL 高可用性クラスター でフェンシングが重要なのはなぜですか?」を参照してください。

注記

フェンスデバイスを設定する場合は、そのデバイスが、クラスター内のノードまたはデバイスと電源を共有しているかどうかに注意する必要があります。ノードとそのフェンスデバイスが電源を共有していると、その電源をフェンスできず、フェンスデバイスが失われた場合は、クラスターがそのノードをフェンスできない可能性があります。このようなクラスターには、フェンスデバイスおよびノードに冗長電源を提供するか、または電源を共有しない冗長フェンスデバイスが存在する必要があります。SBD やストレージフェンシングなど、その他のフェンシング方法でも、分離した電源供給の停止時に冗長性を得られます。

ここでは、ホスト名が zapc.example.com の APC 電源スイッチを使用してノードをフェンスし、fence_apc_snmp フェンスエージェントを使用します。どちらのノードも同じフェンスエージェントでフェンシングされるため、pcmk_host_map オプションを使用して、両方のフェンスデバイスを 1 つのリソースとして設定できます。

pcs stonith create コマンドを使用して、stonith リソースとしてデバイスを設定し、フェンスデバイスを作成します。以下のコマンドは、z1.example.com ノードおよび z2.example.com ノードの fence_apc_snmp フェンスエージェントを使用する、stonith リソース myapc を設定します。pcmk_host_map オプションにより、z1.example.com がポート 1 にマップされ、z2.example.com がポート 2 にマップされます。APC デバイスのログイン値とパスワードはいずれも apc です。デフォルトでは、このデバイスは各ノードに対して、60 秒間隔で監視を行います。

また、ノードのホスト名を指定する際に、IP アドレスを使用できます。

[root@z1 ~]# pcs stonith create myapc fence_apc_snmp \
ipaddr="zapc.example.com" \
pcmk_host_map="z1.example.com:1;z2.example.com:2" \
login="apc" passwd="apc"

次のコマンドは、既存の STONITH デバイスのパラメーターを表示します。

[root@rh7-1 ~]# pcs stonith config myapc
 Resource: myapc (class=stonith type=fence_apc_snmp)
  Attributes: ipaddr=zapc.example.com pcmk_host_map=z1.example.com:1;z2.example.com:2 login=apc passwd=apc
  Operations: monitor interval=60s (myapc-monitor-interval-60s)

フェンスデバイスの設定後に、デバイスをテストする必要があります。フェンスデバイスをテストする方法は「フェンスデバイスのテスト」を参照してください。

注記

ネットワークインターフェースを無効にしてフェンスデバイスのテストを実行しないでください。フェンシングが適切にテストされなくなります。

注記

フェンシングを設定してクラスターが起動すると、タイムアウトに到達していなくても、ネットワークの再起動時に、ネットワークを再起動するノードのフェンシングが発生します。このため、ノードで意図しないフェンシングが発生しないように、クラスターサービスの実行中はネットワークサービスを再起動しないでください。