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G.3.2. %pre-install スクリプト

pre-install スクリプトのコマンドは、以下のタスクの完了後に実行されます。

  • システムのパーティションを設定した。
  • ファイルシステムを /mnt/sysimage の配下に作成およびマウントした。
  • ネットワークが起動オプションとキックスタートコマンドに従って設定されている。

%pre-install セクションは、%pre-install で開始し、%end で終了します。

%pre-install スクリプトを使用してインストールを修正して、パッケージのインストール前に保証されている ID があるユーザーとグループを追加できます。

インストールに必要な変更には、%post スクリプトを使用することが推奨されます。%pre-install スクリプトは、%post スクリプトが必要な変更に満たない場合に限り使用します。

注記: pre-install スクリプトは、chroot 環境では実行しません。

G.3.2.1. %pre-install スクリプトセクションオプション

以下のオプションを使用して、pre-install のスクリプトの動作を変更できます。オプションを使用する場合は、スクリプトの先頭にある %pre-install 行に追加してください。以下に例を示します。

%pre-install --interpreter=/usr/libexec/platform-python
-- Python script omitted --
%end

複数の %pre-install セクションを複数設定できます。インタープリターは同じものを複数回使用することもできます。設定したものは、キックスタートファイル内の参照順に評価されます。

--interpreter=

Python などの別のスクリプト言語を指定できます。システムで利用可能なスクリプト言語は、どれでも使用できます。ほとんどの場合は、/usr/bin/sh/usr/bin/bash、および /usr/libexec/platform-python になります。

platform-python インタープリターは、Python バージョン 3.6 を使用することに注意してください。新しいパスおよびバージョン用に、Python スクリプトを以前の RHEL バージョンから変更する必要があります。また、platform-python は、システムツールを対象としています。インストール環境外では python36 パッケージを使用してください。Red Hat Enterprise Linux 8 の Python の詳細は、『 基本的なシステム設定の構成』 の「Python の 概要 」を参照してください。

--erroronfail
スクリプトが失敗するとエラーを表示し、インストールを停止します。エラーメッセージは、失敗の原因がログ記録されている場所を示します。
--log=

スクリプトの出力を、指定したログファイルに記録します。以下に例を示します。

%pre-install --log=/mnt/sysimage/root/ks-pre.log