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43.5. カーネルライブパッチの仕組み

kpatch カーネルパッチソリューションは、livepatch カーネルサブシステムを使用して、古い機能の出力先を新しい機能に変更します。ライブカーネルパッチがシステムに適用されると、以下が発生します。

  1. カーネルパッチモジュールは、/var/lib/kpatch/ ディレクトリーにコピーされ、次回の起動時に systemd を介して、カーネルへの再適用として登録されます。
  2. 実行中のカーネルに kpatch モジュールがロードされ、新しいコードのメモリー内の場所を指定するポインターを使用して、新しい機能が ftrace メカニズムに登録されます。
  3. パッチが当てられた機能にカーネルがアクセスすると、ftrace メカニズムにリダイレクトされます。これにより、元々の機能は回避され、パッチを当てたバージョンの機能にカーネルをリダイレクトします。

図43.1 カーネルライブパッチの仕組み

rhel kpatch の概要