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32.2.6. GUID パーティションテーブル

GUID パーティションテーブル (GPT) は、Globally Unique Identifier (GUID) を使用したパーティション設定スキームです。GPT は、特にディスクのアドレス可能な最大ストレージ容量に制限されている MBR パーティションテーブルの制限に対応するために開発されました。MBR とは異なり、2 TiB (約 2.2 TB に相当) を超えるストレージに対応できません。GPT はこれよりも大きなハードディスクで使用されます。アドレス可能な最大ディスクサイズは 2.2 ZiB です。また、デフォルトでは GPT は、最大 128 のプライマリーパーティションの作成に対応します。この数は、パーティションテーブルにより多くの領域を割り当てることで拡張できます。

注記

GPT には GUID に基づくパーティションタイプがあります。特定のパーティションには特定の GUID が必要なことに注意してください。たとえば、EFI ブートローダーのシステムパーティションには GUID C12A7328-F81F-11D2-BA4B-00A0C93EC93B が必要です。

GPT ディスクは論理ブロックアドレス設定 (LBA) を使用し、パーティションレイアウトは以下のようになります。

  • MBR ディスクとの後方互換性を維持するために、GPT の最初のセクター (LBA 0) は MBR データ用に予約され、「保護 MBR」と呼ばれます。
  • プライマリー GPT ヘッダーは、デバイスの 2 番目の論理ブロック (LBA 1) から開始します。ヘッダーには、ディスク GUID、プライマリーパーティションテーブルの場所、セカンダリ GPT ヘッダーの場所、および CRC32 チェックサム、およびプライマリーパーティションテーブルが含まれます。また、テーブルにあるパーティションエントリーの数も指定します。
  • プライマリー GPT には、デフォルトの 128 パーティションエントリーがあり、それぞれエントリーサイズは 128 バイトで、パーティションタイプ GUID と一意のパーティション GUID が含まれます。
  • セカンダリー GPT はプライマリー GPT と同じです。これは、プライマリーパーティションテーブルが破損した場合に、リカバリーのバックアップテーブルとして主に使用されます。
  • セカンダリー GPT ヘッダーは、ディスクの最後の論理セクターにあり、プライマリーヘッダーが破損した場合に GPT 情報を復元するために使用できます。これには、ディスク GUID、セカンダリーパーティションテーブルとプライマリー GPT ヘッダーの場所、それ自体とセカンダリーパーティションテーブルの CRC32 チェックサム、および可能なパーティションエントリーの数が含まれています。

図32.4 GUID パーティションテーブルを含むディスク

重要

GPT (GUIDパーティションテーブル) を含むディスクにブートローダーを正常にインストールするには、BIOS ブートパーティションが必要です。これには、Anaconda によって初期化されるディスクが含まれます。ディスクに BIOS ブートパーティションがすでに含まれている場合は、再使用できます。