Red Hat Training

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15.4. 設定コンプライアンススキャン

15.4.1. RHEL 8 の設定コンプライアンス

設定コンプライアンススキャンを使用して、特定の組織で定義されているベースラインに準拠できます。たとえば、米国政府と協力している場合は、Operating System Protection Profile (OSPP) に準拠し、支払い処理業者の場合は Payment Card Industry Data Security Standard (PCI-DSS) に準拠しなければならない場合があります。設定コンプライアンススキャンを実行して、システムセキュリティーを強化することもできます。

Red Hat は、対象コンポーネント向けの Red Hat のベストプラクティスに従っているため、SCAP Security Guide パッケージで提供される Security Content Automation Protocol (SCAP) コンテンツに従うことを推奨します。

SCAP Security Guide パッケージは、SCAP 1.2 および SCAP 1.3 標準規格に準拠するコンテンツを提供します。openscap scanner ユーティリティーは、SCAP Security Guide パッケージで提供される SCAP 1.2 および SCAP 1.3 コンテンツの両方と互換性があります。

重要

設定コンプライアンススキャンを実行しても、システムが準拠しているとは限りません。

SCAP セキュリティーガイドスイートは、データストリームのドキュメント形式で、複数のプラットフォームのプロファイルを提供します。データストリームは、定義、ベンチマーク、プロファイル、および個々のルールが含まれるファイルです。各ルールでは、コンプライアンスの適用性と要件を指定します。RHEL 8 は、セキュリティーポリシーを扱う複数のプロファイルを提供します。Red Hat データストリームには、業界標準の他に、失敗したルールの修正に関する情報も含まれます。

コンプライアンススキャンリソースの構造

Data stream
   ├── xccdf
   |      ├── benchmark
   |            ├── profile
   |                ├──rule
   |                    ├── xccdf
   |                         ├── oval reference
   ├── oval                  ├── ocil reference
   ├── ocil                  ├── cpe reference
   └── cpe                   └── remediation

このプロファイルは、OSPP (Operating System Protection Profile)、PCI-DSS (Payment Card Industry Data Security Standard) などのセキュリティーポリシーに基づく一連のルールです。これにより、セキュリティー標準規格に準拠するために、システムを自動で監査できます。

プロファイルを変更 (調整) して、パスワードの長さなどの特定のルールをカスタマイズできます。プロファイルの調整の詳細は「SCAP Workbench を使用したセキュリティープロファイルのカスタマイズ」を参照してください。

注記

コンテナーまたはコンテナーイメージの設定コンプライアンスをスキャンするには「コンテナーおよびコンテナーイメージの脆弱性のスキャン」を参照してください。