Red Hat Training

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1.2. セッションの録画用コンポーネント

セッションの録画ソリューションには、tlog ユーティリティー、SSSD サービス、および Web コンソールの埋め込みユーザーインターフェイスという 3 つの主要コンポーネントがあります。

tlog
tlog ユーティリティーは、端末の入出力 (I/O) を録画および再生するプログラムです。ユーザーの端末とユーザーシェルの間に tlog-rec-session ツールを挿入し、JSON メッセージとして通過したすべてのものをログに記録します。
SSSD
SSSD (System Security Services Daemon) は、リモートディレクトリーと認証メカニズムへのアクセスを管理する一連のデーモンを提供します。セッションの録画を設定する際に、SSSD を使用して、録画するユーザーまたはユーザーグループを指定できます。この設定は、コマンドラインインターフェイス (CLI) または RHEL 8 Web コンソールインターフェイスから設定できます。
RHEL 8 Web コンソール埋め込みインターフェイス
セッションの録画ページは、RHEL 8 Web コンソールインターフェイスの一部で、録画したセッションの管理に使用できます。
重要

録画したセッションにアクセスするには、管理者権限が必要です。