5.4. IdM バックアップの作成

本セクションでは、ipa-backup コマンドを使用して、オフラインモードおよびオンラインモードでサーバーのフルバックアップと、データのみのバックアップを作成する方法を説明します。

前提条件

  • ipa-backup ユーティリティーを実行するには、root 権限が必要です。

手順

  • オフラインモードでサーバーのフルバックアップを作成するには、追加オプションを指定せずに ipa-backup ユーティリティーを使用します。

    [root@server ~]# ipa-backup
    Preparing backup on server.example.com
    Stopping IPA services
    Backing up ipaca in EXAMPLE-COM to LDIF
    Backing up userRoot in EXAMPLE-COM to LDIF
    Backing up EXAMPLE-COM
    Backing up files
    Starting IPA service
    Backed up to /var/lib/ipa/backup/ipa-full-2020-01-14-11-26-06
    The ipa-backup command was successful
  • オフラインデータのみのバックアップを作成するには、--data オプションを指定します。

    [root@server ~]# ipa-backup --data
  • IdM ログファイルを含むサーバーのフルバックアップを作成するには、--logs オプションを使用します。

    [root@server ~]# ipa-backup --logs
  • IdM サービスの実行中にデータのみのバックアップを作成するには、--data オプションおよび --online オプションの両方を指定します。

    [root@server ~]# ipa-backup --data --online
注記

/tmp ディレクトリーに十分なスペースがないためにバックアップが失敗する場合は、TMPDIR 環境変数を使用して、バックアッププロセスで作成された一時ファイルの宛先を変更します。

[root@server ~]# TMPDIR=/new/location ipa-backup

詳細は「ipa-backup command fails to finish」を参照してください。

検証手順

  • バックアップディレクトリーには、バックアップが含まれるアーカイブが含まれます。

    [root@server ~]# ls /var/lib/ipa/backup/ipa-full-2020-01-14-11-26-06
    header  ipa-full.tar