6.3. NFS サーバーへのインストールソースの作成

以下の手順に従って、インストールソースを NFS サーバーに配置します。この方法を使用して、物理メディアに接続しなくても、1 つのソースから複数のシステムをインストールできます。

前提条件

  • Red Hat Enterprise Linux 8 を使用するサーバーに管理者レベルのアクセス権があり、このサーバーが、インストールするシステムと同じネットワーク上にある。
  • Binary DVD イメージをダウンロードしている。詳細は『標準的な RHEL インストールの実行』「ISO のインストールイメージのダウンロード」を参照してください。
  • イメージファイルから、起動可能な CD、DVD、または USB デバイスを作成している。詳細は『標準的な RHEL インストールの実行』「インストールメディアの作成」を参照してください。
  • ファイアウォールにより、インストールしようとしているシステムがリモートインストールソースにアクセスできることを確認している。詳細は『標準的な RHEL インストールの実行』「ネットワークインストール用ポート」を参照してください。

手順

  1. nfs-utils パッケージをインストールします。

    # yum install nfs-utils
  2. Binary DVD ISO イメージを、NFS サーバーのディレクトリーにコピーします。
  3. テキストエディターで /etc/exports ファイルを開き、以下の構文で行を追加します。

    /exported_directory/ clients
  4. /exported_directory/ を、ISO イメージが含まれるディレクトリーのフルパスに置き換えます。clients を、ターゲットシステムのホスト名または IP アドレス、サブネットワーク (すべてのターゲットシステムが ISO イメージにアクセスする場合)、またはアスタリスク記号 (*) (ネットワークアクセスのあるコンピューターが NFS サーバーにアクセスして ISO イメージを使用できるようにする場合) を使用します。このフィールドの形式に関する詳細は、man ページの exports(5) を参照してください。

    /rhel8-install/ ディレクトリーを、すべてのクライアントに対する読み取り専用として使用できるようにする基本構成は次のようになります。

    /rhel8-install *
  5. /etc/exports ファイルを保存して、テキストエディターを終了します。
  6. nfs サービスを起動します。

    # systemctl start nfs-server.service

    /etc/exports ファイルに変更を加える前にサービスを稼働していた場合は、稼働中の NFS サーバーで以下のコマンドを実行して、設定を再読み込みします。

    # systemctl reload nfs-server.service

    ISO イメージは、NFS 経由でアクセス可能になり、インストールソースとして使用できるようになりました。

注記

インストールソースを設定するには、プロトコルに nfs: を使用し、サーバーのホスト名または IP アドレス、コロン記号 (:)、および ISO イメージを保存しているディレクトリーを指定します。たとえば、サーバーのホスト名が myserver.example.com で、ISO イメージを /rhel8-install/ に保存した場合、指定するインストールソースは nfs:myserver.example.com:/rhel8-install/ となります。


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