37.2. 64 ビットの IBM Z/VM 設定ファイル

z/VM では、CMS でフォーマットしたディスクの設定ファイルを使用できます。CMS 設定ファイルの目的は、パラメーターファイル内の領域を節約することにあります。これは、初期ネットワークや、DASD および FCP 仕様を設定するパラメーターを、パラメーターファイルから移動することにより実行します。

CMS 設定ファイルでは、1 つの変数が 1 行で表されます。 variable=value のようなシェルスタイルの構文で値が設定されます。

パラメーターファイルには、CMSDASD パラメーターおよび CMSCONFFILE のパラメーターも追加する必要があります。このパラメーターは、設定ファイルの場所をインストールプログラムに指定します。

CMSDASD=cmsdasd_address

cmsdasd_address は、設定ファイルを格納している CMS フォーマット済みディスクのデバイス番号です。一般的には、CMS ユーザーの A ディスクになります。

たとえば、CMSDASD=191 となります。

CMSCONFFILE=configuration_file

configuration_file は、設定ファイル名になります。この値は小文字で指定してください。CMS_file_name.CMS_file_type などの Linux ファイル名の形式で指定します。

CMS ファイルの REDHAT CONFredhat.conf として指定されます。CMS のファイル名およびファイルタイプは、それぞれ CMS 規則に従い 1 文字から 8 文字の長さにします。

たとえば、CMSCONFFILE=redhat.conf となります。