17.2. BMC Advanced System Management インターフェイスにアクセスして仮想メディアの設定

Baseboard Management Controller (BMC) Advanced Systems Management は、サーバーのシステム情報、ステータス、その他のプロセスにアクセスするために使用されるリモート管理コントローラーです。BMC Advanced Systems Management を使用してインストールを設定し、CD イメージを Power System への仮想メディアとして提供します。ただし、実際のインストールには、IPMI を経由した SOL (serial-over-LAN) 接続が必要です。

BMC Advanced Systems Management にアクセスするには、Web ブラウザーで http://ip_address を開きます。ip_address は、BMC の IP アドレスになります。次のデフォルト値を使用してログインします。

  • デフォルトのユーザー名 - ADMIN
  • デフォルトパスワード - admin

BMC Advanced Systems Management を完全に使用するには、ノートブックまたは PC の Java コントロールパネルでの例外リストに BMC ファームウェアの IP アドレスを追加する必要があります。Windows システムでは、通常、コントロールパネル > Control Panel for Java を選択することで、これを配置します。

Linux システムでは、通常、コントロールセンターを選択し、Java の Web ブラウザーのプラグインを選択することで、これを配置します。

Java 用のコントロールパネルにアクセスし、セキュリティータブを選択します。Edit Site List をクリックし、Add をクリックして、BMC ファームウェアの IP アドレスを例外リストに追加します。IP アドレスを入力して、OK をクリックします。

仮想 CD/DVD を作成するには、次の手順を実行します。

  1. デフォルトのユーザー名およびパスワードを使用して、PC またはノートブックから、BMC Advanced Systems Management インターフェイスにログインします。
  2. Remote Control > Console Redirection を 選択 します。
  3. Java コンソールを 選択 します。コンソールが開いたら、Open with Java Web Start を選択して OK をクリックし、Web ブラウザーで直接 jviewer.jnlp ファイルを開くようにしないといけない場合があります。警告を承認し、Run をクリックします。
  4. コンソールリダイレクト画面で、メニューから、Media > Virtual Media ウィザードを 選択 します。
  5. Virtual Media ウィザードで、CD/DVD Media:1 を 選択 します。
  6. CD イメージと、Linux ディストリビューションの ISO ファイルへのパスを 選択 します。たとえば、/tmp/RHEL-7.2-20151030.0-Server-ppc64el-dvd1.iso のようになります。Connect CD/DVD をクリックします。接続に成功すると、Device redirected in Read Only Mode メッセージが表示されます。
  7. CD/DVD が、Petitboot のオプション (sr0) として表示されていることを確認します。

           CD/DVD: sr0
                           Install
                           Repair
    注記

    CD または DVD が表示されない場合は、デバイスの再スキャンを選択します。

  8. インストールを 選択 します。インストールを選択すると、リモートコンソールが非アクティブになる場合があります。インストールを完了するには、IPMI コンソールを開くか、再アクティブにします。お待ちください。インストールが開始するまで数分かかる場合があります。