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2.7. TuneD cpu-partitioning プロファイル

レイテンシーに敏感なワークロード用に Red Hat Enterprise Linux 8 を調整する場合は、cpu-partitioning TuneD プロファイルを使用することが推奨されます。

Red Hat Enterprise Linux 8 以前では、低レイテンシーの Red Hat ドキュメントで、低レイテンシーのチューニングを実現するために必要な低レベルの手順が数多く説明されていました。Red Hat Enterprise Linux 8 では、cpu-partitioning TuneD プロファイルを使用することで、低レイテンシーのチューニングをより効率的に実行できます。このプロファイルは、個々の低レイテンシーアプリケーションの要件に従って簡単にカスタマイズできます。

以下の図は、cpu-partitioning プロファイルの使用方法を示す例になります。この例では、CPU とノードのレイアウトを使用します。

図2.1 cpu-partitioning の図

cpu パーティション設定

/etc/tuned/cpu-partitioning-variables.conf ファイルで cpu-partitioning プロファイルを設定するには、以下の設定オプションを使用します。

負荷分散機能のある分離された CPU

cpu-partitioning の図では、4 から 23 までの番号が付けられたブロックが、デフォルトの分離された CPU です。カーネルスケジューラーのプロセスの負荷分散は、この CPU で有効になります。これは、カーネルスケジューラーの負荷分散を必要とする複数のスレッドを使用した低レイテンシープロセス用に設計されています。

isolated_cores=cpu-list オプションを使用して、/etc/tuned/cpu-partitioning-variables.conf ファイルで cpu-partitioning プロファイルを設定できます。このオプションは、カーネルスケジューラーの負荷分散を使用する分離する CPU を一覧表示します。

分離された CPU の一覧はコンマ区切りで表示するか、3-5 のようにハイフンを使用して範囲を指定できます。このオプションは必須です。この一覧にない CPU は、自動的にハウスキーピング CPU と見なされます。

負荷分散を行わずに分離した CPU

cpu-partitioning の図では、2 と 3 の番号が付けられたブロックは、追加のカーネルスケジューラープロセスの負荷分散を提供しない分離された CPU です。

/etc/tuned/cpu-partitioning-variables.conf ファイルで cpu-partitioning プロファイルを設定するには、no_balance_cores=cpu-list オプションを使用します。このオプションは、カーネルスケジューラーの負荷分散を使用しない CPU を分離するように一覧表示します。

no_balance_cores オプションの指定は任意ですが、このリストの CPU は、isolated_cores リストに記載されている CPU のサブセットである必要があります。

このような CPU を使用するアプリケーションスレッドは、各 CPU に個別にピン留めする必要があります。

ハウスキーピング CPU
cpu-partitioning-variables.conf ファイル内で分離されていない CPU は、自動的にハウスキーピング CPU と見なされます。ハウスキーピング CPU では、すべてのサービス、デーモン、ユーザープロセス、移動可能なカーネルスレッド、割り込みハンドラー、およびカーネルタイマーの実行が許可されます。

関連情報

  • tuned-profiles-cpu-partitioning(7) man ページ