Red Hat Training

A Red Hat training course is available for RHEL 8

29.2. perf を停止または再起動せずに、実行中の perf コレクターからトレースポイントを削除する

制御パイプインターフェイスを使用して、実行中の perf コレクターからトレースポイントを削除し、perf を停止してパフォーマンスデータを失うことなく収集するデータの範囲を減らします。

前提条件

手順

  • トレースポイントを削除します。

    # echo 'disable sched:sched_process_fork' > control
    注記

    この例では、以前にスケジューラーイベントをコントロールファイルに読み込み、トレースポイント sched:sched_process_fork を有効にしていることを前提としています。

    このコマンドは perf をトリガーし、宣言されたイベントについて制御ファイル内の現在のイベントリストをスキャンします。イベントが存在する場合は、トレースポイントが無効になり、制御パイプの設定に使用する端末に以下のメッセージが表示されます。

    event sched:sched_process_fork disabled